【注目銘柄】ハイアス・アンド・カンパニーは16年4月IPO時の高値目指す、18年4月期も大幅増収増益予想で初配当を実施

2017年6月20日 16:16

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ハイアス・アンド・カンパニー<6192>(東マ)に注目したい。高性能デザイナーズ住宅など住宅関連に特化したコンサルティング会社である。17年4月期が計画超の大幅増収増益となり、18年4月期も大幅増収増益予想である。そして初配当を実施する。株価は年初来高値を更新した。好業績を評価して16年4月IPO時の高値を目指す展開が期待される。

■17年9月期大幅増収増益予想

 6月14日発表した17年4月期連結業績は、売上高が16年4月期比24.4%増の39億71百万円、営業利益が同23.6%増の3億01百万円、経常利益が同32.8%増の3億03百万円、純利益が同29.1%増の1億85百万円だった。計画を上回る大幅増収増益だった。

 主力の高性能デザイナーズ住宅R+house事業において、会員数の増加に伴って受注数が伸長し、初期導入フィーやロイヤルティ収入が堅調に推移した。16年9月開始のR+house関連商材となる高性能デザイナーズセレクト住宅「アーキテクチャル・デザイナーズ・マーケット」事業の一般募集も寄与した。人件費や広告宣伝費などの増加、本社移転費用などの先行投資負担を吸収して大幅増収増益だった。16年10月開始した「不動産相続の相談窓口」は17年4月末時点で100エリアを達成した。

 18年4月期の連結業績予想は売上高が17年4月期比25.5%増の49億84百万円、営業利益は同23.8%増の3億72百万円、経常利益が同15.4%増の3億50百万円、純利益が同19.0%増の2億20百万円としている。主力事業が順調に拡大して大幅増収増益予想である。なお初配当を実施し、年間8円(第2四半期末4円、期末4円)としている。

■株価は急伸して年初来高値更新、IPO時の16年4月高値目指す

 株価(17年5月1日付で株式3分割)は、500円台でのモミ合いから急伸して一気に年初来高値を更新した。6月16日には779円まで上伸する場面があった。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から急伸してサポートラインを確認した形だ。好業績を評価して16年4月IPO時の高値943円を目指す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【新規上場(IPO)銘柄】船場は日系企業の海外進出など成長機会拡がる(2017/06/06)
【材料でみる株価】薬王堂は上場来高値圏、18年2月期増収増益予想で5月既存店売上高も好調(2017/06/14)
【業績でみる株価】コメ兵は下値切り上げて底放れの動き、18年3月期大幅増益予想で収益改善(2017/06/08)
【編集長の視点】ANAPは3Q決算発表を前に4期ぶり黒字転換予想業績を見直して低位値ごろ株買いで続伸(2017/06/19)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事