【材料でみる株価】ダイヤモンドダイニングは過熱感解消して上値試す、18年2月期はM&A効果や既存店好調で増収増益予想

2017年6月13日 14:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 複数業態の居酒屋やアミューズメント施設などをチェーン展開しているダイヤモンドダイニング<3073>(東1)は、18年2月期はM&A効果や既存店の好調などで増収増益予想である。なお6月12日~16日に立会外分売を予定している。また9月1日付で持株会社DDホールディングスに移行する予定だ。株価は上場来高値圏で堅調だ。目先的な過熱感が解消し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年2月期はM&A効果や既存店好調で増収増益予想

 17年6月1日付で持分法適用会社のゼットン<3057>を連結子会社化するとともに、商業藝術を完全子会社化した。これに伴って6月1日に18年2月期第2四半期累計(3月~8月)および通期の連結業績予想を増額修正している。

 通期の連結業績予想(修正後)は、売上高を127億30百万円増額して17年2月期比45.9%増の445億円、営業利益を2億98百万円増額して同9.7%増の18億円、経常利益を1億40百万円増額して同18.5%増の17億円、純利益を69百万円増額して同8.0%増の7億円とした。

 月次売上状況(国内直営店舗)を見ると、17年5月は全店が105.6%、既存店が102.6%(飲食事業102.0%、アミューズメント事業103.9%)だった。既存店は3カ月連続の前年比プラスである。また17年3月~5月累計では全店が106.6%、既存店が101.5%(飲食事業100.3%、アミューズメント事業104.6%)と好調に推移している。

■株価は上場来高値圏で堅調、好業績を評価して上値試す

 なお株式の分布状況改善および流動性向上を目的として株式の立会外分売を実施する。分売予定株式数25万株、分売実施予定期間6月12日~6月16日のうち1日としている。

 株価は急伸した5月1日の上場来高値2548円から利益確定売りで一旦は上げ一服の形となったが、大きく下押すことなく高値圏で堅調に推移している。そして目先的な過熱感が解消した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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