11時00分時点の日経平均は小幅続落、東芝やTDKが買われる

2017年6月13日 11:10

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記事提供元:フィスコ


*11:10JST 11時00分時点の日経平均は小幅続落、東芝やTDKが買われる
11時00分現在の日経平均株価は19896.25円(前日比12.33円安)で推移している。12日の米国市場では引き続きハイテクセクターに利益確定の動きが広がり、NYダウは36ドル安となった。円相場も英国の政局不透明感などから一時1ドル=109円台まで上昇し、本日の日経平均はこうした流れを受けて48円安からスタートした。寄り付き後は円高一服とともに下げ渋り、小幅高水準まで切り返す場面があった。しかし、本日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めたいとの思惑もあって戻りは限定的となっている。

個別では、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ファナック<6954>、キーエンス<6861>、ファーストリテ<9983>などが軟調。延期していた前期決算発表を行った富士フイルム<4901>も反落。また、オンリー<3376>、イーブック<3658>、ザッパラス<3770>などが東証1部下落率上位となっている。一方、半導体メモリー事業売却を巡る報道が伝わった東芝<6502>や、一部証券会社の投資評価引き上げが観測されたTDK<6762>は3%近い上昇。トヨタ自<7203>は小幅に上昇し、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、ルネサス<6723>などはしっかり。エムアップ<3661>はリバウンドを試す展開となっている。また、トーセ<4728>、フォーカス<4662>、スターティア<3393>などが東証1部上昇率上位に顔を出している。

(株式アナリスト 小林大純)《HK》

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