【柔道】全柔連理事候補29人を承認 6月23日から新体制発足へ

2017年6月11日 19:26

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 全日本柔道連盟(全柔連)は9日、講道館(東京都文京区)で理事会を開き、山下泰裕副会長(60)ら20名の再選と新規理事9名、合計29名の候補者を承認した。

 現体制の任期満了に伴う改選によるもので、13年8月に就任した宗岡正二会長(71)は、理事就任後に制定した定年制(理事就任時に70歳未満であること)に伴って退任することとなった。

 今回承認された理事候補者については、23日に開かれる評議員会の承認をもって決定となり、決定後に開かれる臨時理事会の互選をもって新会長が決まり、20年東京五輪を見据えた新体制が発足する。女性理事は、現体制と同じく4人となる。

■新理事および新会長候補は?

 新理事候補に選ばれたのは、現在事務局長を務める中里壮也氏(59)、岡泉茂氏(48)ら9名。

 岡泉氏は東海大学から新日本製鐵(現在、新日鐵住金)に入社。選手としては、94年の広島アジア大会95キロ級優勝、95年の幕張(千葉)世界選手権で3位入賞を果たすなどの活躍を見せた。

 現会長の宗岡氏の後任として会長に就任することが確実視されているのは、現在副会長の山下氏。

 山下氏は84年のロサンゼルス五輪無差別級の金メダリストとして知られており、全日本選手権9連覇、引退まで引き分けを含む203連勝、対外国人戦績119戦無敗(116勝3引き分け)などの記録を持つ偉大な柔道家である。

■さらなる柔道界の発展に期待

 山下氏は、女子柔道の暴力・ハラスメント問題や助成金不正受給問題で柔道界が揺れ動いていた最中、外部から招聘された現会長の宗岡氏から指名を受けて、2013年8月の理事再選後、副会長に就任した。

 主に女子柔道強化選手への暴力・ハラスメント告発問題に伴う「改革・改善実行プロジェクト」の責任者に就任して暴力根絶に尽力するとともに、会長とともに助成金不正受給問題などの不祥事からの信頼回復に尽力してきた。

 また、NPO法人の柔道教育ソリダリティー理事長として、柔道教材の製作や柔道用品(リサイクル畳・リ・サイクル柔道衣)の無料配布、外国人指導者・選手の受け入れなどの国際交流を行うなど、柔道を通した人間育成・社会貢献に励んでいる。

 国内外を問わず人脈も豊富で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(64)との交流は特に有名であり、その豊富な人脈を活かした交流にも期待が持てる。

 柔道界は20年東京五輪に向けたさらなる組織改革や、競技人口の底辺拡大など課題は山積している。新会長に就任することが確実視される山下氏には、宗岡路線を引き継ぐとともに、さらなる柔道界の発展に尽力することを大きく期待したい。(夏目玲奈)

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