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東京為替:ドル・円は小じっかり、イベント・リスクは後退
記事提供元:フィスコ
*13:17JST 東京為替:ドル・円は小じっかり、イベント・リスクは後退
9日午前の東京外為市場でドル・円は小じっかり。英総選挙など重要イベントを終え警戒が弱まり、円売りに振れやすい地合いとなった。
前日の欧州中銀(ECB)理事会、米連邦捜査局(FBI)の前長官による議会証言などのイベントがほぼ想定通りの結果となり、市場は警戒ムードが和らいでいる。英保守党の過半数割れを受け、ポンド・円がドル・円を押し下げる場面もあったが、ドル・円はその後値を戻す展開。
ランチタイムの日経平均先物は堅調な値動きで推移しており、リスク選好のドル買い・円売りの流れ。日経平均株価が後場も20000円台を維持できれば、ドル・円の上昇基調は続くだろう。ただ、他に材料が乏しいため、ドルの極端な上昇は想定しにくい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円77銭から110円35銭、ユーロ・円は122円82銭から123円54銭、ユーロ・ドルは1.1179ドルから1.1237ドルで推移した。
【経済指標】
・日・5月マネーストックM3:前年比+3.4%(予想:+3.6%、4月:+3.6%)
・中・5月消費者物価指数:前年比+1.5%(予想:+1.5%、4月:+1.2%)
・中・5月生産者物価指数:前年比+5.5%(予想:+5.6%、4月:+6.4%)
【要人発言】
・メイ英首相
「英国は安定の期間が必要」
「われわれは安定の維持を求める」
・コービン英労働党党首
「メイ首相は保守党の議席を減らし、信頼を失った。辞任の十分な理由となる」
・カーン南ア準備銀金融政策委員会委員
「利下げした挙句、時期尚早の引き締め転換を迫られたくない」《MK》
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