W杯最終予選、オーストラリアがサウジに3-2で勝利、勝ち点で日本と並ぶ

2017年6月9日 08:56

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 8日、サッカーのロシアW杯アジア最終予選グループB第8節、オーストラリア対サウジアラビア戦が行われ、ホームのオーストラリアが3-2で勝利した。この結果、グループBは試合数が1つ少ない首位の日本と、サウジアラビア、オーストラリアの3チームが勝ち点16で並ぶ大混戦となった。オーストラリアは今月行われるコンフェデレーションズカップのアジア代表であるために、今回の対戦が先立って行われた。

 試合は前半7分、オーストラリアのユリッチがサウジGKのミスキックを拾ってそのまま無人のゴールに流し込み先制する。23分、サウジはスルーパスに反応したアル・ドサリのシュートで追い付く。36分、再びオーストラリアはユリッチがレッキーのクロスをヘッドで決めて2-1と突き放す。前半ロスタイムにサウジはアル・ジャシムのヘッドで折り返したボールをアル・サハラウィがゴールし再び追い付き2-2の同点とする。

 決勝点は64分、ロギッチの強烈なミドルシュートであった。このまま3-2でオーストラリアが勝利して得失点差で3位ではあるものの勝ち点で上位2チームに並ぶ貴重な勝利となった。

 日本にしてみればW杯最終予選はグループ2位以内に入る事が優先されるため、3位チームとの差が縮まったのは出場条件が厳しくなった事になる。ただ、日本が次に対戦する勝ち点4のイラクにしてみれば、わずかに残されていたW杯出場の可能性も消えてしまった。これは13日の日本戦に影響があるかもしれない。

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