原子力開発機構大洗研究開発センターで国内最悪の内部被ばく事故

2017年6月8日 19:14

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記事提供元:スラド

masakun曰く、 日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで職員5人が核燃料物質の点検作業中に被ばくした事故で、最大2.2×104Bqのプルトニウム239が測定されたと原子力開発機構が発表した(時事通信大洗研究開発センターの発表)。

 時系列でまとめると、6月6日午前11時15分ごろ、大洗研究開発センター燃料研究棟分析室(管理区域内)で、半面マスクを着用した職員5人が貯蔵容器内にある核燃料物質が入った容器を封入したビニルバッグの破裂を確認した。すぐに身体サーベイを行った結果、全員の手足から汚染を確認。さらに14時44分から身体汚染検査を行い、16時20分、5人中3人の作業員から最大24Bq(α線)の鼻腔内汚染を確認。さらに那珂郡東海村にある核燃料サイクル工学研究所で作業者全員に対し肺モニタで測定したところ、Pu-239とAm-241について、最大でそれぞれ2.2×104Bq及び2.2×102Bqが確認された。

 QST放射線医学総合研究所によると、6月7日11時55分ごろ5人は千葉市にある緊急被ばく医療施設に入り、体表面汚染の計測と除染を完了した。今後はプルトニウムの対外排泄を促す効果があるとされるDTPAの注射や、尿を用いたバイオアッセイ検査も実施して、今後数日かけて治療するためのデータを取得するという。

 ところで燃料研究棟は高速炉用新型燃料等の研究開発のために1974年に竣工し、プルトニウムを用いた試験は1977年から行っていたが、2013年に廃止の方針が出され、実験済み核燃料物質の安定化処理などを進めているところだったという(燃料研究棟の概要)。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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