新興市場銘柄ダイジェスト:アイサンテクノが急伸、インフォコムは年初来高値更新

2017年6月5日 15:14

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記事提供元:フィスコ


*15:14JST 新興市場銘柄ダイジェスト:アイサンテクノが急伸、インフォコムは年初来高値更新
<4667> アイサンテクノ 3900 +350
一時4050円まで急伸。愛知県が公道での無人自動運転車の走行実験に乗り出すもようで、実験する事業者として3次元地図に強い同社を内定したと一部メディアが報じている。この報道によれば、6月上旬に発表する見通しで、今夏にも無人走行の実現に向けた実験を始めるようだ。警察庁が無人の公道実験を認める方針を示したことから、全国初を目指すという。同社は車線など詳細な道路情報を盛り込んだ3次元地図を整備する。

<3825> REMIX 777 -113
急落。17年3月31日時点での株主に対し、一定の条件で仮想通貨「ビットコイン」を配布すると発表している。17年3月31日時点で単元株式以上を保有する株主で、かつ連結子会社のビットポイントジャパンにおいて総合口座を開設・維持している株主に対し、権利確定日現在の株主名簿上の株式数に応じて配布する。本日は発表を受けて買いが先行したものの、その後これまでの株価上昇を受けた利益確定売りが広がった。

<4348> インフォコム 2241 +138
一時2245円まで上昇し年初来高値更新。電子コミック配信事業で韓国市場に参入する検討に入ったと一部専門紙で報じられている。この報道によれば、早ければ17年度内にも決めるもよう。韓国のスマートフォンユーザーを対象に、韓国語に翻訳した日本人作家の電子コミックを配信する。同社にとって海外で電子コミックを配信する始めての事例になるという。日本漫画の人気が高いアジアで読者を取り込み、同事業の拡大を狙うようだ。

<3633> GMOペパボ 3440 +95
反発。5月度のCtoCハンドメイドマーケット「minne」月次報告を発表している。5月度のダウンロード数(累計)は前月比2.6%増の757万1558、流通額は前年同月比26.2%増の8億4675万円となった。上旬は「母の日」に向けたギフト需要を喚起する特集を複数展開し、Web広告及びオウンドメディアでの露出の強化を図った。また、下旬はクーポンを活用したキャンペーン「minneのHAPPY 7 days」を展開し、販促の強化を図った。

<6196> ストライク 5070 +95
4日続伸。6月23日付でマザーズから東証1部または2部に市場変更すると発表している。また、同時に17年8月期業績予想の上方修正と期末配当予想の増額も行った。営業利益見通しは従来の8.21億円から10.47億円(前期は7.96億円)に引き上げている。これらを受けて朝方に一時5250円まで上昇する場面があったが、その後は伸び悩んだ。市場変更に伴い公募増資や株式売出しを実施することから、需給懸念などが重しとなったようだ。

<4849> エン・ジャパン 3000 +50
3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)が目標株価を従来の2700円から3200円に引き上げつつ、レーティングを「Overweight」から「Neutral」に引き下げている。中長期業績の見方に変更はないが、当面の高成長は株価に織り込まれたとみている。本日は朝方に一時2866円まで下落する場面があったものの、25日線水準まで調整が進んだことから押し目買いが優勢となったようだ。《DM》

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