【株式市場】材料の出た主力株が強く日経平均は小安いがTOPIXは2日続伸

2017年5月30日 16:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は1万9677円85銭(4円72銭安)、TOPIXは1572.67ポイント(2.46ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億2603万株

 30日後場の東京株式市場は、パナソニック<6752>(東1)が午前開催の投資家向け事業戦略説明会で積極姿勢を見せたとされて時間とともに上値を追い、ソフトバンクグループ<9984>(東1)は昨年資本参加した英半導体設計会社アーム・ホールディングスが30日、AI(人工知能)やVR(仮想現実)に対応する新プロセッサーを開発とされてジリ高となり、日経平均も14時過ぎに一時8円87銭高(1万9691円44銭)まで浮上する場面があった。TOPIXは大引けも堅調で反発し、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も小高くなった。

 後場は、ANAホールディングス<9202>(東1)が原油高などにもかかわらずJPモルガン証券による目標株価の引き上げなどを受けて一段と強含み、アルメディオ<7859>(東2)は不動産情報サイト事業の譲受などが好感されてストップ高。リミックスポイント<3825>(東マ)はビットコインによる決済導入などについて大手コンビニと接近中とされて6日連続ストップ高。ルーデン・ホールディングス<1400>(JQG)は3D技術による認知症予防対策などを手がけるP2P Bank(東京都渋谷区)の子会社化などが好感されて2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は少なめで13億2603万株(前引けは6億3852万株)、売買代金は1兆8768億円(同9086億円)。1部上場2016銘柄のうち、値上がり銘柄数は1092(同474)銘柄、値下がり銘柄数は751(同1397)銘柄。

また、東証33業種別指数は21業種(前引けは4業種)が上げ、値上がりした業種は、空運、金属製品、情報・通信、非鉄金属、鉄鋼、繊維製品、化学、機械、その他金融、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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