26日の米国市場ダイジェスト:ダウは2ドル安、利益確定の売りが広がる

2017年5月27日 09:13

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記事提供元:フィスコ


*09:13JST 26日の米国市場ダイジェスト:ダウは2ドル安、利益確定の売りが広がる
■NY株式:ダウは2ドル安、利益確定の売りが広がる

NYダウ ナスダック
終値:21080.28  終値:6210.19
前日比:-2.67  前日比:4.49
始値:21070.15 始値:6207.04
高値:21092.82 高値:6211.52
安値:21050.49 安値:6196.66

26日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は2.67ドル安の21080.28、ナスダックは4.94ポイント高の6210.19で取引を終了した。連休を控えた利益確定の動きから、売りが先行。1-3月期GDP改定値が予想を上振れ、好感されたが、4月耐久財受注が5か月ぶりの減少となったほか、5月ミシガン大学消費者景況感指数が予想を下振れ、売り買いが交錯する展開となった。ナスダック総合指数が最高値を更新した。セクター別では、自動車・自動車部品やメディアが上昇する一方で不動産や医薬品・バイオテクノロジーが下落した。

フットウェアブランドのデッカーズ・アウトドア(DECK)は調整後一株損益が予想外の黒字となり、大幅上昇。会員制卸売のコストコ・ホールセール(COST)は決算内容が好感され、堅調推移。一方で、ゲーム小売のゲームストップ(GME)とビッグデータ関連ソフトウェアのスプランク(SPLK)は決算内容が嫌気され、下落した。

29日(月)はメモリアルデーの祝日で米国株式相場は休場となる。全米自動車協会(AAA)は今週末の連休における(6/25-29)旅行者が2005年以降最大となる3,930万人以上に達すると予想している。

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■NY為替:米GDP改定値の上方修正受けてドル買い強まる

ニューヨーク外為市場でドル・円は、110円98銭から111円43銭まで上昇し、111円33銭で引けた。米国の1-3月期GDP改定値が予想を上回る上方修正となり、4月耐久財受注も予想されたほど下がらず、3月分が大幅に上方修正されたことを好感して、ドル買いが優勢になった。

ユーロ・ドルは1.1200ドルから1.1161ドルまで下落し、1.1183ドルで引けた。ユーロ・円は124円17銭から124円51銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.2850ドルから1.2776ドルまで下落。英国の総選挙に関する最新の世論調査で、与野党の支持率が接近してきたことが警戒され、ポンド売りが続いた。ドル・スイスフランは0.9722フランから0.9761フランまで上昇した。

■NY原油:反発で49.80ドル、前日急落後の買い戻し優勢、リグ数増鈍化も意識か

NY原油先物は反発(NYMEX原油7月限終値:49.80↑0.90)。48.80ドルから49.83ドルまで上昇した。主要産油国の協調減産合意への失望から前日2.46ドル(NY通常取引終値ベース)も急落した反動で、買い戻しが優勢になった。米ベーカー・ヒューズ社が26日発表した米国内の石油掘削装置(リグ)稼働数は、前週比2基増の722基。19週連続の増加となったが、増加幅が縮小したとして買い戻しが加速した可能性も。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  23.24ドル -0.01ドル(-0.04%)
モルガン・スタンレー(MS) 42.84ドル +0.21ドル(+0.49%)
ゴールドマン・サックス(GS)223.53ドル +1.06ドル(+0.48%)
インテル(INTC)      36.26ドル ----ドル(0.00%)
アップル(AAPL)      153.61ドル -0.26ドル(-0.17%)
アルファベット(GOOG)   971.47ドル +1.93ドル(+0.20%)
フェイスブック(FB)    152.13ドル +0.17ドル(+0.11%)
キャタピラー(CAT)     105.66ドル +0.64ドル(+0.61%)
アルコア(AA)       33.27ドル +0.18ドル(+0.54%)
ウォルマート(WMT)     78.13ドル -0.18ドル(-0.23%)
スプリント(S)       8.40ドル +0.07ドル(+0.84%)《MT》

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