ソフトバンク、VR体験できるスマホ「HTC U11」を6月下旬発売

2017年5月26日 17:18

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VRを体験できる高性能スマートフォン「HTC U11」(写真:ソフトバンク発表資料より)

VRを体験できる高性能スマートフォン「HTC U11」(写真:ソフトバンク発表資料より)[写真拡大]

 ソフトバンクは25日、専用のヘッドマウントディスプレーとつなぐことで、高解像度で高い品質のVR(仮想現実)を楽しめるHTC製のスマートフォン「HTC U11(ユーイレブン)」と、スマートフォンにつないで利用できるVR端末として世界で唯一、VR空間を自由に動き回れるモバイルVR端末「LINK」を発売する発表した。発売時期は「HTC U11」が6月下旬以降、「LINK」が7月下旬以降。

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 「HTC U11」の特長は、モバイルVR端末「LINK」とつなぐことで、高解像度で高い品質のVRを気軽に体験できることだ。スマートフォン上でVRコンテンツを再生すると、スマートフォンにつないだ「LINK」を通じて、まるで自分がVR空間を自由に動き回るかのように、映像やゲームを高い臨場感で楽しめる。

 また、付属のハイレゾに対応した高性能のノイズキャンセリングイヤホンを装着すると、利用者の内耳の構造を認識し、それぞれの耳に適した音質に自動で設定。イヤホンが最も利用者に適した音質に設定して音源が流れるため同じ音源でも、より心地良く音を楽しめる。クリアな音声通話を実現する「VoLTE(HD+)」による音声通話サービスにも対応する。

 メインカメラには、F値(絞り値)1.7のレンズや5軸の光学手振れ補正機能、電子手振れ補正機能を搭載した有効画素数1,200万画素のカメラを搭載。カメラセンサーやレンズの性能の評価機関である「DxOMark mobile」において世界最高評価を得ている。さらに、高性能のオクタコアCPUによりカメラやアプリケーションの起動もすばやく、ストレスのない利用が可能。本体の下部側面にタッチセンサーを搭載することで、端末下部を片手で握るだけで写真撮影をしたり、あらかじめ設定したアプリケーションを起動したりといった操作が可能な「Edge Sense(エッジ・センス)」も搭載。防水(IPX7)、防じん(IP6X)に対応し、FeliCaや指紋認証などの便利な機能も充実している。

 主な仕様は、サイズ(幅×高さ×厚さ)が約76×154×8.3mm(最厚部9.7mm)、重さが約170g。ディスプレーが約5.5インチ ワイドクアッドHD(2,560×1,440ドット)TFT液晶(最大1,677万色)。内蔵メモリーがROM 64GB、BRAM 4GB。CPU(クロック数/チップ)がオクタコア(最大2.45GHz×4+1.9GHz×4)/MSM8998。電池容量が3,000mAh。

 「LINK」ヘッドマウントのディスプレーのサイズ(幅×高さ×奥行き)は約197.69×116.61×167.33mm(予定)。重さは約554g(暫定値)。電池容量は約2,800mAh。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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