個別銘柄戦略:日経平均はこう着が続きそう、地政学リスクを意識、中小型株にシフト

2017年5月25日 09:02

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記事提供元:フィスコ


*09:02JST 個別銘柄戦略:日経平均はこう着が続きそう、地政学リスクを意識、中小型株にシフト
注目されていたFOMC議事録では、関係者の多くが年内のバランスシート縮小を支持したほか、早期の追加利上げが適切との見方を示したことが明らかとなった。NY市場はこれが好感されたが、為替市場では円安に振れる流れは強まらず、市場反応は限られそうである。日経平均は19700円を挟んでのこう着が続きそうであるが、価格帯別出来高で商いが積み上がっている水準でもあり、強弱感が対立しやすいところである。また、地政学リスクも手掛けづらくさせよう。

そのため、物色は主力大型株には向かいづらく、このところ活発な売買が続いている中小型株に個人主体の資金がシフトしやすいだろう。昨日はRIZAP-G<2928>およびグループ企業が軒並み急騰し市場の関心を集めていた。本日も強い動きをみせてくるかが注目される。また、ビットコインやAI、有機EL、5G、防衛関連といったテーマ株の一角も動意がみられており、個人の物色意欲は強い。

個別では強気格付けや格上げが観測されているところでは、インテージ<4326>、日本ライフ<7575>、ANA<9202>、小糸製<7276>、NTTデータ<9613>に注目。《HT》

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