日経平均は3日ぶり反落、欧米不安が重し

2017年5月23日 15:37

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記事提供元:フィスコ

*15:37JST 日経平均は3日ぶり反落、欧米不安が重し
日経平均は3日ぶり反落。英マンチェスターのコンサート会場で爆発が発生したことを受けて、為替市場では朝方に一時1ドル=110円台まで円高が進み、日経平均はこうした流れを受けて30円安からスタートした。寄り付き後は円高一服とともにプラスへ転じる場面が見られた。しかし、米政治不安などの外部環境に対する警戒感に加え、24日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表などを控えて様子見ムードもあり、上値の重い展開となった。引けにかけて一時19585.54円(前日比92.74円安)まで下落する場面もあった。

大引けの日経平均は前日比65.00円安の19613.28円となった。東証1部の売買高は15億4376万株、売買代金は2兆0063億円だった。業種別では、石油・石炭製品、空運業、保険業が下落率上位だった。一方、水産・農林業、その他金融業、その他製品が上昇率上位だった。

個別では、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>、Vテク<7717>、ホンダ<7267>、三井住友<8316>などがさえない。東エレク<8035>やJAL<9201>は2%安、SUMCO<3436>は3%安となった。ディーエヌエー<2432>は一部証券会社の投資評価引き下げで5%超安と急反落。また、ルネサンス<2378>、新日本電工<5563>、VOYAGE<3688>などが東証1部下落率上位となった。一方、任天堂<7974>、JT<2914>、リクルートHD<6098>などが堅調で、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、みずほ<8411>は小幅に上昇。また、一部証券会社の投資評価引き上げが観測されたフジクラ<5803>が急伸し、アイビーシー<3920>やイーグル工<6486>などとともに東証1部上昇率上位となった。《HK》

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