【業績でみる株価】カナミッックネットワークは18年9月期増収増益予想、好業績評価して3月高値試す

2017年5月22日 16:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 医療・介護・子育て関連のクラウドサービスを主力としているカナミックネットワーク<3939>(東マ)の17年9月期は増収増益予想である。第2四半期累計の利益進捗率が高水準で在り、通期利益予想に増額余地がありそうだ。株価は好業績を評価して3月の上場来高値を試す展開が期待される。

■17年9月期増収増益予想、第2四半期累計の進捗率高水準

 17年9月期の非連結業績予想は、売上高が16年9月期比12.5%増の12億70百万円、営業利益が同6.0%増の2億80百万円、経常利益が同11.0%増の2億80百万円、純利益が同3.0%増の1億70百万円としている。

 5月9日発表した第2四半期累計の非連結業績は売上高が6億30百万円、営業利益が1億70百万円、経常利益が1億70百万円、純利益が1億06百万円だった。前年同期は四半期財務諸表を作成していないため比較はできないが、主力の「カナミッククラウドサービス」において新規顧客開拓などが順調に進展しているようだ。

 そして通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.6%、営業利益が60.7%、経常利益が60.7%、純利益が62.4%で、利益進捗率が高水準である。ストック型収益構造であることも考慮すれば、通期利益予想に増額余地がありそうだ。

■株価は自律調整一巡して3月の上場来高値試す

 株価は地合い悪化も影響した4月13日の直近安値4630円から切り返しの動きを強めている。5月9日には6010円まで上伸する場面があった。週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。自律調整が一巡し、好業績を評価して3月の上場来高値7490円を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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