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オーストラリアも旅客機客室内への電子機器持ち込み制限を検討
headless曰く、 オーストラリアが旅客機客室内への電子機器持ち込み制限を検討しているそうだ(The Sydney Morning Herald、news.com.au、ABC News、Register)。
オーストラリアのマルコム・ターンブル首相が16日に明らかにしたもので、政府は国際的に得たすべての情報とアドバイスを勘案しており、同盟国と緊密に連携して検討を進めているという。ただし、具体的な内容については運輸大臣から発表されると述べるにとどまった。一方、インフラ・運輸大臣のダレン・チェスター氏は同日、政府が脅威を取り巻く環境の変化を国内外ともに監視しており、問題に見合ったセキュリティ対策を行うと述べている。
米国と英国では3月、中東・北アフリカ数か国からの直行便について電子機器の客室内持ち込み制限を開始した。オーストラリアも同様の地域からの直行便に対する制限を検討しているとみられるが、米国が欧州からの直行便にも制限の拡大を検討していると報じられるなど、中東・北アフリカ以外の出発地が対象になる可能性もある。
米国と英国の電子機器持ち込み制限は、テロ組織によるバッテリーに爆発物を隠す技術の確立が理由とされているが、貨物室での電子機器保管は大事故につながる可能性も指摘される。欧州航空安全局ではリチウム電池を搭載する電子機器の客室内持ち込みを推奨しており、客室内に持ち込めない場合の安全対策を勧告している。搭乗手続きや保安検査などの見直しも必要となり、乗客や航空会社への影響が大きいとの意見も出ている。また、バッテリーに隠した爆発物を発見できないとすれば、保安検査そのものの有効性が問われるとも指摘されている。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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