北朝鮮が弾道ミサイル発射、中国では一帯一路サミット開催。日本の株価への影響は? 住信SBIネット銀行(三井智映子)

2017年5月16日 11:42

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記事提供元:フィスコ


*11:42JST 北朝鮮が弾道ミサイル発射、中国では一帯一路サミット開催。日本の株価への影響は? 住信SBIネット銀行(三井智映子)
こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。

先週はフランス大統領選と韓国大統領選が無事に通過しましたね。マクロン氏の勝利によってリスク回避の動きが後退しました。また、週末には米小売売上高(4月)、米消費者物価指数(4月)といった経済指標がアメリカで発表されましたが、ドルの軟調さや利上げペースへの影響が気になるところですね。

さて、今週の注目ポイントはどこでしょう?

「ウィークリーレポート」では、まずアメリカの経済指標に注目し『今週は米国で、住宅関連(住宅着工件数、建設許可件数)の経済指標が予定されています。ドル/円は約1ヵ月間で6円以上上昇していることから、引き続き調整の動きも考えられますが、経済指標の結果が冴えない結果となるようであれば、軟調な動きが続く可能性もありそうです。来月のFOMCでの利上げ期待がやや低下しているものの、依然として高いことから、下値も限定的と考えられ、下げが一巡すれば再び堅調な動きとなる可能性もありそうです』と分析しています。

また、14日の朝には北朝鮮が弾道ミサイルを発射しましたが、キーとなる中国では「一帯一路サミット」が開幕、翌15日に閉幕しました。レポートでは、『今回のサミットには130か国の関係者が参加するとされていますが、影響力の拡大を狙う中国の思惑を警戒し、欧米諸国の多くは今回首脳クラスの出席を見送っています。習近平国家主席は総額で約12.5兆円を投じ、一帯一路に関わるインフラ整備などに充てると表明しています』と伝えています。

今週の値動きについて、『先週は、日経平均株価への北朝鮮動向による影響が限定的でしたが、今後の朝鮮半島に関する新たな報道により動きが出てくる可能性もあります。こういった状況下で日経平均株価が昨年12月以来の2万円台乗せとなるのかについても注目が集まりそうです』と見解を示しています。日経平均の上値は重くなっていますが、今週遂に20000円台に到達するのか注視したいですね。

最後に今週発表される主な経済指標は以下の通りです。今週は少なめですが、しっかり押さえていきましょう。

16日 英国4月CPI、 英国4月PPI、米4月鉱工業生産
18日 米5月フィラデルフィア連銀業況指数

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子《DM》

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