NY為替:米4月雇用統計で労働市場の回復を確認、6月利上げ織り込むドル買い112.81円/1.0950ドル

2017年5月6日 08:31

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記事提供元:フィスコ


*08:31JST NY為替:米4月雇用統計で労働市場の回復を確認、6月利上げ織り込むドル買い112.81円/1.0950ドル
5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円34銭から112円81銭まで上昇し、112円71銭で引けた。米4月雇用統計で失業率が10年ぶり低水準となったほか、非農業部門の雇用者数も予想を上回り3月の10万人割れから20万人超えに改善。6月の利上げを織り込むドル買いが強まった。ただ、賃金の伸びが予想を下回ったほか、週末のフランス大統領選挙決選への警戒感も根強く上昇は限定的となった。

ユーロ・ドルは、1.0950ドルまで下落後、1.1000ドルまで上昇して1.0999ドルで引けた。フランス大統領選挙決選での世論調査で中立派マクロン候補が対極右派ルペン候補のリードを広げたため安心感が広がり、ユーロの買戻しが強まった。ユーロ・円は、123円21銭から124円06銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2930ドルから1.2984ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9899フランから0.9866フランへ下落した。《MT》

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