籾井前NHK会長に退職金約2100万円

2017年5月1日 14:20

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記事提供元:エコノミックニュース

NHKは28日に、今月11日に開いた経営委員会の議事録をHPで公表した。1月24日に任期満了で会長を退任した籾井勝人氏には規定通りの退職金が支払われる。

 経営委員会はこの日の会合で、退職金は「会長、副会長および理事の退職金支給基準」に基づいて支給する。支給額は退職金支給基準第3条の規定に基づき『会長の在任月数に、退任時の報酬月額の100分の28に相当する額を乗じて得た額』としている」とし、上田会長は「3年の任期をまっとうされた福地茂雄元会長(19代)、松本正之元会長(20代)については、いずれも退職金支給基準に基づき、増額も減額もなく、標準額により退職金を支給している。籾井前会長(21代)についても同様の考え方としている」と説明。

 また「大きな不祥事のあった平成17年以降、他の役員についても退職金支給基準第5条による特別慰労金は支給していない」と説明。採決の結果、「原案通りに議決」とある。これにより、NHKの支給基準で、籾井前会長には約2100万円が支払われるもよう。(編集担当:森高龍二)

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