理研が表面ブロックパターン形成による色彩表現技術を開発

2017年4月29日 22:04

印刷

記事提供元:スラド

coward-chan 曰く、 理化学研究所は26日、アルミ薄膜による座布団形状のナノ構造を持つメタマテリアルで、可視光全体をカバーする「色」の作成に成功したことを発表した(プレスリリース60秒でわかるプレスリリース朝日新聞デジタルの記事)。

塗装や材料物性による色彩ではなく、薄膜上に形成するブロックパターンの大きさや間隔の違いで吸収する波長を変化させて自由に色彩表現できる技術で、従来できなかった高彩度や黒も表現可能らしい。

元記事では塗装よりも軽量だというメリットに触れているが、タレこみ人としてはプレスリリースで触れられている映像関連への応用や曲面への適用のほか、母材の制限なども気になるところ。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス

 関連ストーリー:
理研、非対称な光学迷彩装置を理論的に実証 2015年06月10日
理研、「光が3倍速く進む」新物質を開発 2014年10月28日
光でメタマテリアル素材を「数珠つなぎ」にする技術 2014年09月03日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事