【サッカー】ヘントの久保裕也、欧州1部で日本人初の1シーズン20得点

2017年4月26日 19:13

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 25日に行われたサッカーのジュピラー・プロ・リーグ・プレーオフ1第5節となるズルテ・ワレヘム戦で、ヘント所属の日本代表FW久保裕也が、3試合連続ゴールを決めた。これで、欧州1部リーグでは日本人初となる1シーズンでの通算20得点を達成した。

【今シーズンは大活躍】久保裕也、ハリルに猛アピール!

■試合経過


 ジュピラー・プロ・リーグの優勝プレーオフは、レギュラーシーズン上位6チームで争われる。この日は、ズルテ・ワレヘムとのアウェー戦。久保は右サイドで先発出場した。

 見せ場は0-0の前半24分に訪れた。左サイドからのクロスをペナルティエリア右サイドにいたトーマス・フォケがダイレクトで折り返したボールを久保が胸で押し込んだ。

 このままヘント優位で試合は進み、後半ロスタイムにクリバリが追加点を挙げて2-0で勝利した。

 この勝利で前半の5戦は3勝2分けと無敗をキープ。勝ち点11で折り返し、首位アンデルレヒトに次ぐ2位と好位置につけている。

●前所属での得点と合わせて20得点達成


 久保は今シーズンの前半戦、スイス・スーパーリーグのBSCヤングボーイズに所属。25試合に出場して12得点を記録。その後、1月にベルギーのヘントに移籍してきた。

 異なる国での環境にもすぐに順応して、ヘントでも活躍。移籍後は今回の3戦連続を含め8得点を記録している。前節でハーフナー・マイクが記録した18得点を上回る19得点となったが、その記録をさらに更新。日本人初の20得点を達成した。

 この大活躍に現地メディアも賛辞を送っている。ベルギーメディア『voetbalkrant』は、「スシボンバーがヘントをけん引」、「久保はヘントのタリスマン(お守り)」との見出しで活躍を報じた。

 試合後、久保は自身のゴールについて、「クロスが早かったので、とにかく押し込むことを考えていた。練習通りのことが出せた」とのコメントを残した。

 第6節は5月1日にアンデルレヒトをホームに迎え、首位攻防の大一番を控える。プレーオフで逆転優勝するためにも、ぜひ勝っておきたい試合となる。(記事:夏目玲奈・記事一覧を見る

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