【銘柄フラッシュ】大興電子通信など急伸し新規上場の旅工房は買い気配のまま初値つかず

2017年4月18日 20:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 18日は、enish(エニッシュ)<3667>(東1)が社外協力者に「株価上昇へのインセンティブを付与する」新株予約権の発行などを材料にストップ高の15.8%高となり、2日連続大幅高で東証1部の値上がり率1位。澤藤電機<6901>(東1)は画期的な水素製造装置の開発を材料に急騰した上げ幅のほぼ3分の2押し水準まで調整が進んだことが言われて反発を予想する動きが増加し、12.0%高となって東証1部の値上がり率2位。北の達人コーポレーション<2930>(東1)は14日発表の2月決算と今期の予想が好感されて出直りを強め、10.4%高は上場投信を除いて東証1部の値上がり率3位。

 ダイヤモンドダイニング<3073>(東1)も14日発表の2月決算と今期の予想が好感されて10.2%高。アルテック<9972>(東1)は大手コンビニエンスストア5社が経済産業省と共同で「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」を発表へと伝えられ、「ICタグ」関連株として注目されて一時23.8%高となり大引けは9.8%高。同じく「ICタグ」関連株としサトーホールディングス<6287>(東1)も一時9.9%高まで上げて大引けは5.1%高。

 大興電子通信<8023>(東2)は「四季報」に「復配濃厚」とあることなどが言われて一時2日連続ストップ高の32.9%高まで上げ大引けも29.6%高。富士通コンポーネント<6719>(東2)は業績予想の大幅増額などが好感されてストップ高の25.6%高。黒谷<3168>(東2)は四半期好決算と業績予想の大幅増額などが好感されて2日連続ストップ高の21.4%高。

 新規上場の旅工房<6548>(東マ・売買単位100株)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは公開価格1370円の2.3倍の3155円。気配値のまま上げる場合の本日の上限に達した。

 メディア工房<3815>(東マ)は自社株買いなどが好感されてストップ高の17.0%高。グレイステクノロジー<6541>(東マ)は信用規制の解除が好感され、連続最高益の見込みでAI(人工知能)活用でも有利との見方が再燃し15.1%高。ファイズ<9325>(東マ)は物流業界の人手不足・繁忙が追い風になるとされて14.8%高。

 ケアサービス<2425>(JQS)は信用規制の解除が好感され、中国でのオ介護事業の展開などへの期待が再燃する形で17.7%高。カーディナル<7855>(JQG)は大手コンビニエンスストア5社が経済産業省と共同で「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」を発表へと伝えられ、「ICタグ」関連株とされてストップ高の16.6%高となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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