経団連・榊原会長、日韓経済界が未来志向で積極的交流図る

2017年4月12日 09:11

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記事提供元:エコノミックニュース

 日本経済団体連合会の榊原定征会長は11日までの記者会見で、日韓関係について「韓国で大統領選挙が迫り、北朝鮮問題の緊迫度が増す状況の中、長嶺安政駐韓大使がソウルに帰任したことを歓迎したい」と語るとともに「日韓経済関係の強化に向け、経団連と全経連は5月に第三国でのインフラ投資に向けたセミナーをソウルで、10月には定期首脳会談を東京でそれぞれ開催する。日韓の経済界が積極的に交流し、未来志向的な関係を強化していく」と未来志向での関係強化に意欲を示した。

 シリア情勢については「米国のシリア攻撃により、米ロ関係には様々な展開があるだろう」と予測した。その一方「日ロ経済関係に直接影響することはない」とし「日ロ首脳は昨年、経済関係強化に向けた8項目の経済協力プランを進めていくことで合意したが、それにはほとんど影響はないと思う」と語った。

 また「安倍総理はトランプ大統領、プーチン大統領の双方と良好な関係、信頼関係を構築している」とし「世界を見ても、こうした関係を構築している首脳は安倍総理だけであろう。安倍総理が重要な役割を果たすことを期待したい」と安倍総理を高く評価するとともに、強い期待感を示した。(編集担当:森高龍二)

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