アマナイメージズ、一般消費者が写真販売できるマーケットプレイス開設

2017年4月4日 18:34

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ForYourImages(アマナイメージズの発表資料より)

ForYourImages(アマナイメージズの発表資料より)[写真拡大]

 アマナイメージズは3日、同社が運営する写真・イラスト販売サイト「ForYourImages」を、一般消費者が写真を販売できるマーケットプレイスとしてリニューアルし、ユーザー発信型のコンテンツ「UGC」提供に取り組むことを発表した。

 「ForYourImages」は安心・安全に画像素材を購入できるサイトとして昨年9月にオープンした。販売する画像はすべてロイヤルティーフリーのため、購入後の加工や利用回数などは自由だ。ダウンロード枚数ごとに料金が設定されたサブスクリプションプランと、1枚ごとに購入できるチケット制というわかりやすい料金体系となっている。

 今回のリニューアルにおいて取り組むUGCとは「User Generated Contents」の略で、一般消費者が制作・生成したコンテンツのことを表す。FacebookやInstagram・Twitterなどの投稿がこれに当たる。商品やサービスの販売者ではなく、実際に使用する側が作るリアルな写真・文章・映像コンテンツが、新しい広告表現として利用されている。

 クリエイター登録をすれば誰でも自分の作品を登録・販売することが可能。一定のクオリティーを維持するために、登録希望者は、まず5枚の写真をアップロードし審査を受ける。この品質担保によって、クオリティー重視の購入者を取り込む。

 また独自の無料免責サービスも提供。ダウンロードした作品を使用して、被写体からのクレームを受けるなどのトラブルが発生した場合、購入者に代わりトラブルを解決する。1事故について最高500万円までの補償も行う。トラブルを避けたい購入者にとっては安心できるサービスだ。

 クリエイターへの報酬は、チケットプランの場合ダウンロード1件につき400円、サブスクリプションプランでは1件100円となる。業界でも高水準で明快な報酬設定にすることで、クリエイター確保を図る。リニューアルと同時に、SNSで注目を集めるフォトグラファーやwebライターをクリエイターとして起用している。

 アマナイメージズは東証1部上場のアマナのグループ会社で、2007年に設立。運営するサイトの一つ「amanaimages.com」では2500万点に及ぶ写真・動画などの素材を販売する。(記事:高橋珠実・記事一覧を見る

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