PALTEKはドイツの産業用コンピュータモジュールの「congatec社」と販売代理店契約を締結

2017年3月29日 21:29

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■IoT、医療機器、ロボット、FA市場など向けにCPUモジュールの提供を開始

 PALTEK<7587>(東2)は、組み込み向けコンピュータ・オン・モジュール(COM)、シングルボードコンピュータ(SBC)、組み込みデザイン/製造(EDM)サービスで業界をリードするcongatec AG(ドイツ デッゲンドルフ)との販売代理店契約の締結を発表した。これによりPALTEKは、今後成長が期待される組込み向けコンピュータ・オン・モジュールや、小型シングルボードコンピュータ市場において、高品質な製品を供給することが可能となる。

 現在、組込み向けコンピュータでは、Intel、AMD、ARMといったCPUが採用されているが、CPU周辺の回路設計は各種インターフェースやメモリの高速化に伴い複雑になっており、設計工数は増加している。しかし、CPU周辺の回路設計に多くの工数をかけてもCPUの性能以上のパフォーマンスにはならないため、CPU周辺の回路設計では差別化が難しい状況になっている。

 このような背景から、CPUとその周辺部分をモジュール化したCOM-Express 、Qsevenなどが規格化されている。これらのモジュールを活用することで、顧客はCPU周辺以外の開発に設計リソース配分することが可能になり、他社との差別化を図ることに注力することができる。また、CPUが製造終了を迎えた場合も、モジュール部分を入れ替えるだけで継続使用でき、最終製品としての寿命を容易に延ばすこともできるとしている。

 なお、PALTEKは、2017年5月に開催される第20回組込みシステム開発技術展(ESEC)において、congatec社ブースを設置し、最新テクノロジーを搭載した各種モジュールを展示する予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】エルテスは続落も新サービス提供開始で成長可能性を見直し直近IPO株買いの再燃が有力(2017/01/06)
【株式評論家の視点】キャリアは「働き方改革」の推進で、アクティブシニアの就労機会を創出(2017/01/07)
【編集長の視点】スタジオアタオは反落も独自ビジネスモデルの高評価が続き直近IPO株買いで上値チャレンジ余地(2017/01/10)
【株式評論家の視点】アグレ都市デザインは価格以上の価値を顧客に提供できることが強み(2017/01/11)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事