法人向けサービス「日経電子版Pro」が登場

2017年3月28日 16:25

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日経電子版Pro、画像イメージ。(画像:日本経済新聞社発表資料より)

日経電子版Pro、画像イメージ。(画像:日本経済新聞社発表資料より)[写真拡大]

 日本経済新聞社は、27日から新たに、従来の「日経電子版」の発展系であり、法人向けのプランである「日経電子版Pro」のサービスを開始した。

 「Pro」は「日経電子版」のサービスを全て包含する形だということで、まずは「日経電子版」についてから紹介していこう。

 日本経済新聞、日経は言わずと知れた日刊の経済畑の話題を中心に扱った新聞であるが、その電子版は、日経の朝・夕刊のニュースがマルチデバイス(スマートフォン・タブレット・パソコンなど)で閲覧できるのに加え、電子版オリジナルの記事も含めた情報サービスである。情報配信数は毎日約900件。月額費用は税込4,200円だ。(ただし、申し込み月は無料)

 さて、日経電子版は個人契約のサービスである。Proの方は、明確に、法人向けであると銘打たれている(ただし、1ライセンスでの使用人数は1名であり、企業集団で導入する場合でも利用人数分のライセンスを申し込む必要はある)。1ライセンスの価格は、税抜月額6,000円。

 これで、日経電子版の基本的機能に付け加え、4つの機能が追加される。1つ目は、通常の電子版の約5倍、2万社に及ぶ企業の基本情報、業績、最新ニュースなどを企業別に閲覧する機能。

 2つ目は、日経の関連誌である日経産業新聞・日経MJ・日経ヴェリタスの記事を自動収集、閲覧可能とする機能。

 3つ目は、人事異動情報サービス「日経人事ウオッチ」。登録した取引先の人事の内容がメールで通知され、大事な人事を見逃すことがなくなる。ちなみに対応企業は6,700社、経歴調査可能な人物の数は約30万件である。

 そして4つ目は、シェア・グループ機能。電子版の会員でないメンバーにも、規定の一定回数まで記事をシェアすることができる。ログイン不要で読むことのできるURLが発行される、という形式だ。

 また最後に、これはまだ導入されておらず5月1日から利用可能という形になるが、管理担当者用の、ライセンス管理機能も実装されるという。これは利用者の追加や変更をオンラインで編集できる機能である。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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