Natureが日本の科学研究失速を特集

2017年3月24日 21:43

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記事提供元:スラド

northern曰く、 科学雑誌Natureの2017年3月23日号の特別企画冊子「Nature Index 2017 Japan」で、日本の科学研究が失速していることが指摘されている(NHKnatureasia.com)。

 NHKの記事ではその理由として「ドイツや中国、韓国などが研究開発への支出を増やすなか、日本は大学への交付金を減らしたため、短期雇用の研究者が大幅に増え、若い研究者が厳しい状況に直面していることなどを挙げています」と記述されている。

 河野太郎衆議院議員のブログに掲載されているデータによると、2001年から2014年にかけて国公私立大学の研究予算はほぼ横ばいという状況となっており、Natureの記事にあるように「科学への投資が停滞」という表現が正しいと思われる。ただ、河野太郎議員は「科学技術振興予算は今後、増えません」と釘を刺しており(過去記事)、今後の見通しは明るくない。

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