ドル・円為替、3月21日の動きとポイント

2017年3月21日 09:05

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ドル・円為替、3月21日の動きとポイント

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 3連休が明けて久しぶりに日本市場がオープンした。昨日20日の祝日は1ドル112円60銭ほどでスタートし、20:00(時間はいずれも日本時間)には最高値の1ドル112円89銭までドル高になった。その後急落し、21日5:00には1ドル112円50銭までドル安になっている。大きな変動はないものの、円高の流れは変わっていないという見方が強い。これに対して、日本市場はどのような反応を示すだろうか。

 昨日はアメリカでエバンズ米シカゴ連銀総裁がコメントを発表している。「今年は3回の利上げの可能性が充分にある」「現在のところ不確実性は極めて高い」という内容だ。20日21:30と21日2:00ごろ判明したが、どちらも直後にドル安に転じた。

 CeBIT(国際情報通信技術見本市)のためドイツのハノーバーを訪れている安倍晋三首相は、ドイツのメルケル首相と会見し、その後記者会見を開いている。直接的なダメ出しをトランプ大統領に向けてしたわけではないが、「自由で開かれた国際秩序こそが平和と繁栄の礎」という共同声明を述べ、トランプ大統領の保護主義を牽制した。4月5日に行われるG7では、日本とドイツは「自由で公正な貿易の確保」に向けて協力していく姿勢のようだ。トランプ大統領との相違を深めることはできたらしい。アメリカのわがままをまかり通らせない国際的な包囲網はできつつあるのだ。

 今日も連銀総裁の講演が続く。19:35にはダドリー米ニューヨーク連銀総裁の講演。22日1:00にはジョージ米カンザスシティー連銀総裁の講演。21日21:30には10月から12月期までのアメリカ経常収支も発表される。市場にどこまでの影響を及ぼすことになるだろうか。先週からの市場の動きを考えるとそれは難しいのかもしれない。

 なおイギリスのバロー駐EU大使がトゥスクEU大統領に対し、メイ首相が正式にEUを離脱するという意向を伝えた。実際に離脱するまでには数年の時を要することになるが、このことで世界経済がまた不透明になるのではないかという不安感が広がり、リスク回避でドル売り、円買いの動きも出ている。

 しばらくは大きな変動はないであろうが、円高ドル安のトレンドは続きそうである。(ろひもと理穂)

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