ドラマ『カルテット』、最終回予告が『ドラクエ』風で注目集まる

2017年3月20日 23:44

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ペンションの共同生活や音楽活動によって強い絆で結ばれた4人(左から満島ひかり、松田龍平、高橋一生、松たか子)(c)TBS

ペンションの共同生活や音楽活動によって強い絆で結ばれた4人(左から満島ひかり、松田龍平、高橋一生、松たか子)(c)TBS[写真拡大]

■『カルテット』の最終回予告で『ドラクエ』のBGMが流れる


 2017年1月から冬ドラマとして放送している『カルテット』。3月21日に最終回を迎えるが、大人の雰囲気が漂った内容で人気を博している。また、最終回の予告には人気ゲーム『ドラゴンクエスト』のBGMが使われるなど、絶妙な演出が人を惹きつけているようだ。

■巧妙な仕掛けにさまざまな憶測が飛び交う


 『カルテット』は、2016年にブームとなった『逃げるは恥だが役に立つ』の後枠として放送がスタート。松たか子・高橋一生・満島ひかり・松田龍平など実力派の出演陣と、スルメのようなストーリー展開によって人気ドラマの一つとなっている。

 人気急上昇中の『カルテット』だが、さらに注目を集めたのが3月14日に放送された最終回予告。こちらの予告では日本を代表するゲームの1つである『ドラゴンクエスト』のBGMが使用された。

 早乙女真紀(松たか子)は、別府司(松田龍平)、世吹すずめ(満島ひかり)、家森諭高(高橋一生)と一軒のペンションにて共同生活を送っていた。しかし、真紀は3人にずっと自分の素性を隠していた。自分の素性を明かした真紀は、過去を清算するために警察へ出頭することになる。短いながらもペンションにて共同生活していたこともあり、4人には強い信頼関係が出来ていた。

 その中で真紀が過去を暴露し、止めることができなかった3人は静かに食事を取ることになる。そのまま予告編へ移るのだが、その際に『ドラゴンクエスト』のBGMが使用された。さらに、テロップもゲーム中のものと同じようなものが流れ、「真紀は警察に行った。カルテットドーナツホールはバラバラになった。それから1年後…」という内容になっていた。

 この内容にネット上ではさまざまな憶測が飛び交い、21日放送の最終回に期待している視聴者が多くいるようだ。

■最終回前の松たか子の演技にも賞賛の嵐


 最終回前の9話では、真紀が自分の過去をメンバーに吐露する内容が中心となっている。松たか子は、その演技にも注目が集まり、さまざまな映画やドラマに出演しているベテランとしての風格を見せつけた。

 9話で真紀は別人で、別の戸籍を購入して生活していたことが判明。その話にメンバーは誰も異論を唱えず、今目の前にいる「真紀」を受け入れると優しい言葉を掛ける。1話ではお互いにぎこちなかった距離感が緩和しており、今では強い絆で結ばれているのがわかるシーンとなっていた。

 しかし、真紀の出頭する意思は変わらず、9話のラストにて彼女は警察に赴く形となってしまった。『ドラクエ』風の予告編では、最終回は「1年後」からスタートするのが予想されるが、どのような形で放送されるのか楽しみである。

 『カルテット』の最終回は3月21日の夜10時からスタートする予定。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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