増田有華、卒業から5年…干されの星が教えたかったこと

2017年3月5日 21:34

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 『努力は必ず報われる』というのは、元AKB総監督だった高橋みなみの名言として印象に残っている言葉だ。
 しかし、現実には、どんなに頑張っても報われない…として、AKBGを去るメンバーも出てくるなど、ほとんどネタとして扱われるようにもなってきた。
 しかしながら、久しぶりにそんな言葉を体現したメンバーがいる。それが、元AKBの歌姫と言われ、現在、ミュージカルから映画まで幅広いジャンルで活動している増田有華というメンバーである。

 増田有華というのは、非常に個性的なメンバーであり、AKBに在籍当初から、歌唱力の高さはファンの間では高く評価され、一度はアニメ「一騎当千」のOP曲「Stargazer」でソロデビューもしている。
 (ただし、秋元康プロデュースではないためカウントされず、その後Divaの活動の際に改めて歌うことになっている)
 しかしながら、不思議と選抜には入ることなく、長く「干され」の代名詞として髀肉之嘆を囲ってもいたメンバーなのである。
 彼女に追い風が吹いてきたのは2011年、同じ事務所だった秋元才加、宮澤佐江、梅田彩佳と共にユニットDivaを結成。
 さらに2012年、宮本亜門プロデュースの『WIZ~オズの魔法使い』のAKBG内オーディションで錚々たる人気メンバーを抑えて主役のドロシーに選ばれ、その高い歌唱力と、演技力でアイドルファンのみならず、一般の演劇好き、ミュージカルファンからも、名前が知られるようになった。
 しかしながら、その後、共演した俳優とのスキャンダルがさく裂。彼女はAKBを卒業し、Divaからも脱退を宣言する。
 スキャンダルを起こしたメンバーへのファンからの風当たりはきつく、散々な書かれ方もしたが、最後に出演したAKB紅白では、アカペラで『大声ダイヤモンド』を披露し、改めてファンの度胆を抜いた、伝説のメンバーでもあった。

 AKBを卒業した彼女には、当然、ソロデビューを期待するファンも多かったのだが、歌唱力があれば売れるという世界ではない。
 実際、前後して卒業している前田敦子、河西智美、板野友美といった神7といわれたクラスのメンバーでさえ、ソロデビューでは結果を出していないわけで、なかなか彼女が歌手としてデビューできる環境は整わず、気が付けば5年の月日がたっていた。

 この間、増田はミュージカル、舞台、さらには映画でも女優として活動の幅を広げる一方で、ウェブ番組、バラエティなどでもしっかりと足跡を残し、ファンクラブのイベントでは曲を歌うなど、地道に活動を続けた。
 そんなことが積み重なって、今回、舞台で縁ができたKREVAプロデュース、『愛してたの』(4月26日発売予定)で、念願のソロデビューを果たすことになった。

 一部の卒業生を除き、夢破れて、アイドル界を去っていくメンバー、あるいは今の状態に苦しんでいるメンバーにとって、彼女の背中は大きな希望となるのではないだろうか?
 「干されている」メンバーは、ただ干されているのではなく、「干物」のように、干されることで味を出し、息の長い活動ができるチャンスを与えられているのかもしれないのだ。(潜水亭沈没)

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