ランドローバー、新型「レンジローバー・ヴェラール」を発表

2017年3月4日 21:26

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記事提供元:エコノミックニュース

新型「レンジローバー・ヴェラール」は、レンジローバーファミリーの「イヴォーグ」と「レンジローバー・スポーツ」の中間に位置するモデルとなる

新型「レンジローバー・ヴェラール」は、レンジローバーファミリーの「イヴォーグ」と「レンジローバー・スポーツ」の中間に位置するモデルとなる[写真拡大]

 英ランドローバーは、同ブランドの新型「RANGE ROVER VELAR(レンジローバー・ヴェラール)」を英国ロンドンにあるデザイン・ミュージアムで世界初公開した。

 新型「ヴェラール」は、スレンダーなフォルムと無駄のないエクステリアデザインのプレミアムSUV。英デザイン・ミュージアムは、2016年11月に、シャッドテムズから現在のケンジントンに移転、リニューアルオープンした。新型「ヴェラール」は、このミュージアムで発表展示された初の自動車だ。

 今回の発表を機に、ジャガー・ランドローバー社は、ロンドンのデザイン・ミュージアムとのパートナーシップを締結し、今後3年間さまざまなコラボレーション、展示会、イベントを実施していくと発表した。

 新型「ヴェラール」は、レンジローバー・ファミリーの「イヴォーグ」と「レンジローバー・スポーツ」の中間に位置するモデルだ。

 まったく新しい「ヴェラール」は、レンジローバーを受け継ぐジャガー・ランドローバーが推進する軽量アルミニウム構造ボディを採用しており、より安全で強靭、かつ軽量でドライビング・パフォーマンスも向上させている。

 今後のトレンドを担うと思われる最先端素材の採用が注目だ。ラグジュアリーSUVとして稀なことに、シート素材がレザーではなく高級テキスタイルを採用した。スエードクロス・インサートをあしらったダップルグレーの素材は、欧州の大手高級デザイン・テキスタイル・メーカーであるKvadrat社と共同で開発した。

 新型ヴェラールの斬新なデザインを構成する要素は、ランドローバー史上最もスレンダーな形状のフルマトリックス・レーザーLEDヘッドライト、デプロイアブル・ドアハンドル、バーニッシュトコッパー色の塗装を施したフロントバンパー・ブレードとフェンダーベントなどだ。

 高性能四輪独立懸架式サスペンション・システムを搭載することで、快適性とコントロール性能、そして洗練性を高次元で実現したという。

 搭載エンジンは、クリーンでレスポンシブな180psの2リッターディーゼル・エンジン、380psの3リッターV6スーパーチャージド・ガソリン・エンジンに至る5種類のエンジンをラインアップする。なお、2017年後半に、300psのINGENIUMガソリン・エンジンも追加する予定だ。

 ジャガー・ランドローバーによると新型ヴェラールは、英国内ミッドランド州にあるソリハル工場で生産することも発表した。

 ジャガー・ランドローバー全モデルを製造している英国内の4つの工場は、4万人を超える英国の従業員と、サプライチェーンにおける25万人の雇用に貢献している。ジャガー・ランドローバーの従業員数は世界的に拡大する需要に応えるため、過去6年間で2倍以上に増えた。2016年のジャガー・ランドローバー全体のグローバル販売は58万3313台で、1分間に1台以上のペースで売れたこととなり、そのうち44%をレンジローバー・ファミリーが占めた。(編集担当:吉田恒)

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