【株式評論家の視点】エディアは「ヴィーナス ブレイド」をmobcastプラットフォームで配信、リバウンド幅を拡げるか注目

2017年2月28日 06:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 エディア<3935>(東マ)は、昨年4月15日に東京証券取引所マザーズに上場。1999年の創業以来、いち早くエンタメ性を重視したモバイルサービスを提供している。2010年からはソーシャルゲーム、2013年からはスマホゲームの提供も開始。各アプリの企画、設計はもちろん、自社アプリの分析に基づく高いノウハウをもとに、各プラットフォーム、アプリケーションのジャンルに応じた細かなコンサルティングの提供を行っている。また、ゲームアプリを提供するために必要な、各プラットフォーム事業者への申請サポートや、運用後のユーザーサポートの相談、開発受託、共同運用なども提供している。

 主にゲームサービスでは、スマートフォンアプリマーケットや、様々なSNSプラットフォームへ、ゲームアプリケーションを提供している。また、ライフサポートサービスでは、人々の生活がより楽しくなるような生活に密着したサービスを提供している。2017年2月期第3四半期スマートフォンコンテンツを今後の成長事業と捉えて引き続き注力している。ゲームサービス事業においては、『蒼の彼方のフォーリズム』のスマートフォン向けカードバトルゲーム『蒼の彼方のフォーリズム‐ETERNAL SKY-』の配信を開始したほか、ライフサポートサービス事業におきましては、App Store、Google Play向け本格ナビゲーションアプリ『MAPLUS+声優ナビ』に新規コンテンツの投入を行うなど、引き続き注力している。

 17年2月期第3四半期業績実績は、売上高が10億7500万円(前年同期比14.5%増)、営業利益が6300万円(同48.3%減)、経常利益が4900万円(同59.7%減)、最終損益が1900万円の赤字(同1億1100万円の黒字)に着地。

 17年2月期業績予想は、売上高が15億0300万円(前期比19.2%増)、営業利益が4500万円(同72.2%減)、経常利益が3000万円(同80.7%減)、最終損益が3800万円の赤字(同1億5800万円の黒字)を見込んでいる。

 株価は、昨年6月6日につけた上場来の高値5100円から12月22日に上場来の安1700円まで調整を挟んで2月22日高値2530円と上昇している。1800円割れで下値を固めたことで17年2月期減益予想は織り込み済みで、2月21日に超☆武器娘ファンタジーRPG「ヴィーナス ブレイド」を、マイネットグループのマイネットエンターテインメントとモブキャストが共同運営する「mobcastプラットフォーム」で配信することを決めたとの発表を手がかりにリバウンド局面に入っている。同タイトルは、会員数80万人を突破したエディアの人気RPGで、ユーザー数の拡大が見込まれている。18年2月期は業績回復と観測されており、5日移動平均線を下値支持線にリバウンド幅を拡げる可能性がありそうだ。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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