映画『この世界の片隅に』片渕須直監督が“ものづくり”論を語る

2017年2月15日 21:31

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(c) こうの史代 双葉社「この世界の片隅に」製作委員会

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 TOKYO FM「未来授業」では、映画『この世界の片隅に』の片渕須直監督による「ものづくり」にスポットを当てる。映画がロングヒットを続けている片渕監督が、作品作りにかける想いを語る。

 昨年11月12日に公開された『この世界の片隅に』は、約3カ月の興行で動員150万人、興行収入20億円を突破し大ヒットとなった。公開時わずか63館でスタートしたアニメーション映画が口コミによって広がり、映画専門雑誌「キネマ旬報」が選ぶ2016年のベスト・テンで第1位にも選ばれたほか、各映画賞でも評価され、これまで17個の賞を受賞している。また、片渕監督が6年の歳月をかけて作り上げたこの映画は、クラウドファンディングでサポーターから制作資金を集めて作られたことでも話題になり、新しい形のヒットとなった。

 原作は、こうの史代氏の同名漫画(双葉社刊)で、戦時下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向いて生きる女性、すずの物語を、映画ではアニメーションならではの丁寧な表現で描いている。

 『この世界の片隅に』をアニメーションで描くことにこだわった理由について、片渕監督は「戦争中、といっても数年に渡る長い時間。そうした日々の間に人々の日常はどう変化していったのか。当時の日記や新聞記事、写真などをできるだけたくさん見ると、その頃に生きていた人たちは僕らとそう変わらなかったこともわかった。描きたかったのは”当時も今と“地続き”であったこと”。主人公・すずさんの日々の暮らしをひとつひとつ丁寧に描くことで、その延長線上にある、空襲で焼けた呉や、軍艦がいなくなった軍港が浮き彫りになるのです。―こうした細やかな日常描写はアニメーションだからこそ描けるのではないでしょうか」と力説した。

 TOKYO FM「未来授業」は、日本が世界に誇る「知のフロントランナー」を講師に迎えて、未来を生き抜く智恵を探るプログラム。いわゆるヒットの方程式にとらわれない、片渕監督ならではの「ものづくり」への視点とは?をテーマに、「主人公・すずの声を演じた女優・のんについて」、「ものづくりについて」、「若者へのメッセージ」など、これまで明かされなかった制作の舞台裏に迫る。

《番組概要》
TOKYO FM: 『未来授業』 (月~木)19:52~20:00放送)
『未来授業SUNDAY CLASS』 (日5:30~6:00放送)
片渕須直監督出演は2月20日(月)~23日(木)、26日(日)の放送回

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