【注目銘柄】イーレックスは17年3月期第3四半期累計大幅増益、通期利益予想を大幅増額修正

2017年2月15日 13:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 イーレックス<9517>(東1)に注目したい。電力小売を主力としている。外部電源に加えてバイオマス発電所も保有している。2月14日発表した17年3月期第3四半期累計連結業績が大幅増益となり、通期利益予想を大幅増額修正した。株価は上場来高値更新の展開だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

 17年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結業績は、売上高が前年同期比32.8%増の220億49百万円、営業利益が同2.4倍の24億42百万円、経常利益が同2.4倍の23億28百万円、純利益が同87.5%増の12億52百万円だった。

 売上面では燃料価格下落に伴う燃料費調整額低下の影響を受けたものの、グループの電力供給施設数が順調に増加し、代理店制度を軸とした営業活動強化などで、高圧分野において収益性の高い顧客を獲得した。16年4月から電力供給開始した低圧分野においても順調に顧客を獲得した。利益面では仕入電力量が増加したものの、取引価格が下落している日本卸電力取引所からの安価な電力調達が寄与した。

 通期連結業績予想は、売上高を19億18百万円減額して前期比37.9%増の315億48百万円、営業利益を10億94百万円増額して同2.2倍の37億58百万円、経常利益を10億06百万円増額して同2.1倍の34億57百万円、純利益を5億74百万円増額して同79.7%増の20億円とした。

 燃料価格下落に伴う燃料費調整額低下の影響を受けるため売上高を減額したが、利益を大幅増額した。取引価格が下落している日本卸電力取引所からの安価な電力調達、過不足電力の精算金額算定方法の制度変更などが寄与して代理店報酬の増加を吸収する。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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