米中関係の行方が日米関係にもに大きな影響を与えるか

2017年2月13日 14:38

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記事提供元:フィスコ


*14:38JST 米中関係の行方が日米関係にもに大きな影響を与えるか
 安倍総理大臣は、日米首脳会談後に行われた記者会見で、「アジア太平洋地域に、自由かつルールに基づいた公正なマーケットを、日米両国のリーダーシップのもとで作り上げていく」と述べたが、米国と中国の今後に経済関係については特に言及しなかった。

 日米両国は2国間の枠組みに関する議論を含めて、経済成長を達成するための最善の方法を探求することになるとみられているが、市場関係者の間では「米国と中国の経済的な関係がどのようになるのか、その行方を慎重に見極めることは必要」との声が聞かれている。

 なお、今回の日米首脳会談では、日本の金融・為替政策に対する批判は特になかったと報じられているが、日本銀行による大量の資金供給や長期金利の上昇を抑制する金融調節は円安を招くと批判される可能性は残されており、ドル・円相場の今後の展開については予断を許さない状況が続くとみられる。《MK》

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