【今週の展望】日米首脳会談でマーケットに春一番が吹くか?

2017年2月12日 21:40

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記事提供元:エコノミックニュース

友好的ムードだった日米首脳会談の結果は、悪い方に解釈してばかりのマーケットに、雪も溶かす「春一番」の風を吹かせるか?東芝の問題にも今週、区切りがつく。

友好的ムードだった日米首脳会談の結果は、悪い方に解釈してばかりのマーケットに、雪も溶かす「春一番」の風を吹かせるか?東芝の問題にも今週、区切りがつく。[写真拡大]

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 今週、2月第3週(13~17日)は5日間の取引。「ニッパチ」と言って2月と8月は例年、経済活動が弱まる月で、それは東京株式市場でも同様だが、2月の中旬はとりわけ商いが「陰の極」になりやすい。3月期決算銘柄の第3四半期の決算発表は最終盤で、14日には東芝<6502>の決算発表がある。「伏魔殿」からパンドラの函のように魔物が飛び出し、東京市場の「聖バレンタイン・デーの虐殺」になってしまうのか?

 世界の主要株式市場の休場日は、13日にタイが仏教行事「万仏祭」の振替休日で休場する。前国王ご逝去で1年間の服喪中。

 国内の経済指標、イベントは、13日のGDP速報値が最も重要。

 13日には10~12月期、2016年のGDP速報値が発表される。この日は「NISAの日」。語呂合わせ。14日には1月の首都圏・近畿圏新規マンション発売戸数、15日には1月の訪日外国人客数が、それぞれ発表される。19~26日に札幌市と帯広市で冬季アジア大会が開かれる。平昌冬季五輪まであと1年。

 主要銘柄の決算発表は、3月期決算銘柄の4~12月期決算の東証の推奨期限が15日なので、最終盤。何かの都合で16日以降に発表するところもある。

 13日にはコクヨ、近鉄GHD、テンプHD、キリンHD、サントリー食品、北越紀州製紙、ケネディクス、楽天、三井金属、リクルートHD、ミネベアミツミ、アルバック、ニコン、アシックス、アイフル、パイロット、Jトラスト、サッポロHD、ユー・エス・エス、ホシザキなど。

 14日には光通信、大林組、清水建設、大塚HD、DIC、東映、山崎製パン、昭和電工、電通、ポーラオルビスHD、昭和シェル石油、東燃ゼネラル石油、住友ゴム工業、日本郵政、クボタ、堀場製作所、かんぽ生命、ゆうちょ銀行、シマノ、ゼンショーHD、ソニーFH、T&DHD、アサツーDK、富士ソフト、日本ペイントHD、サイバーダイン、ペプチド、サンリオ、第一生命、東京海上、東芝、マブチモーター、SOMPOHD、MS&ADなど。

 15日には東洋ゴム工業、ユニ・チャーム、三菱鉛筆、アサヒなど。16日にはトレンドマイクロなど。17日にはブリヂストン、フィスコなど。

 新規IPOは今週1件。16日に日宣<6543>がにジャスダックに新規上場する。東京が本社で、広告・セールスプロモーションを中心としたコミュニケーションサービス全般の提供を業務とする。関連会社に印刷会社があるのが強みで、広告代理店ではなく「広告会社」と呼んでほしいとのこと。会社設立は1953年だが神戸市で創業したのは1947年で、今年70周年。公開価格は1600円。その次の新規IPOは来週23日の3件。

 海外の経済指標、イベントは、15、16日にアメリカで指標の発表が多い。16日のものはみな重要。14、15日のイエレンFRB議長の連邦議会での議会証言は為替、株価を動かすかもしれず、油断できない。

 14日には中国の1月の消費者物価(CPI)、生産者物価(PPI)、インドの消費者物価(CPI)、ドイツの10~12月期のGDP、2月のZEW景況感指数、アメリカの1月の生産者物価(PPI)、15日にはアメリカの1月の小売売上高、消費者物価(CPI)、2月のNY連銀製造業景気指数、1月の鉱工業生産・設備稼働率、12月の企業在庫、2月のNAHB住宅市場指数、16日にはアメリカの1月の住宅着工、建設許可件数、2月のフィラデルフィア連銀製造業景況感指数、17日にはアメリカの1月のCB景気先行総合指数が、それぞれ発表される。

 イエレンFRB議長は14日に連邦議会上院、15日は下院で議会証言を行う。15日にアメリカのトランプ大統領とイスラエルのネタニヤフ首相が首脳会談を行う予定。17~19日にドイツのミュンヘンで安全保障会議が開かれる。

 アメリカの主要企業の決算発表は、13日にHCP、ノーブル・エナジー、14日にAIG、ディスカバリー・コミュニケーションズ、アジレント・テクノロジー、15日にペプシコ、シスコシステムズ 、マリオット、ウィリアムズ・カンパニー、トリップアドバイザー、アプライド・マテリアルズ、16日にデューク・エナジー、リパブリック・サービシーズ、17日にムーディーズ、ディア、スペクトラ・エナジーが発表する予定。

 前週末10日の終値は19378.93円だった。そのテクニカル・ポジションを確認すると、主要な移動平均線は4本とも全てその下にある。25日移動平均は19109円で269円下、5日移動平均は19036円で342円下、75日移動平均は18565円で813円下、200日移動平均は17289円で2089円下にある。前々週末の3日と比べて25日線と5日線は下がり、75日線と200日線は上がっている。

 前週の日経平均の値動きは9日までは日足一目均衡表の「雲」の中に封じ込まれ、レジスタンスライン(上値抵抗線)の雲の上限に阻まれて抜け出せなかった。それでも10日に471円上昇し、終値19378円は17863~19111円に位置し1248円もの厚さがあった雲の上限を始値で突き抜けた。今週の雲は5日間ずっと17863~19112円で上限も下限も固定。雲の下限は3月2日まで17863円のまま推移し、厚いままの雲の上限は週末の18日に19135円のピークをつける。その次のピークは3月11日の19145円で、ずっと19000円台をキープ。それでも雲の上に出てさえいれば上値追いが動きやすい。

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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

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