NY株式:ダウは37ドル高、主要企業決算を好感

2017年2月8日 07:13

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記事提供元:フィスコ


*07:13JST NY株式:ダウは37ドル高、主要企業決算を好感
7日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は37.87ドル高の20090.29、ナスダックは10.67ポイント高の5674.22で取引を終了した。堅調な主要企業決算に加えて、12月貿易収支で赤字幅が縮小したことが好感され、買いが先行。原油相場の下落に伴い、午後にかけて上げ幅を縮小したものの、昨日にフィラデルフィア連銀総裁が米景気に楽観的な姿勢を示し、トランプ政権が打ち出す政策が経済に与える影響を議論するには時期尚早としたことが下値を支えた。ナスダック総合指数は最高値を更新した。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や食品・飲料・タバコが上昇する一方で自動車・自動車部品やエネルギーが下落した。

医療保険会社のセンティーン(CNC)は昨年買収を完了した同業のネットヘルスが業績に寄与し、決算内容が予想を上振れ、上昇。航空機部品メーカーのトランスダイム(TDG)は決算が好感され、堅調推移。また、これまでに好決算を発表したITサービスのIBM(IBM)や航空機のボーイング(BA)、携帯端末のアップル(AAPL)などのダウ構成銘柄にも買いが広がった。アパレルのマイケル・コース(KORS)は決算内容が嫌気され、大幅下落。自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)は予想を上回る決算を発表したものの、一部アナリストが通期の利益見通しの達成に懐疑的な見方を示し、軟調推移となった。

エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)はマーケット終了後に10-12月期決算を発表、一株利益は予想を上振れたものの、売上高は下振れた。時間外取引で下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC《TM》

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