欧米為替見通し:ドル・円は下落基調か、欧州政治リスク回避で豪ドルに注目も

2017年2月7日 17:20

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記事提供元:フィスコ


*17:20JST 欧米為替見通し:ドル・円は下落基調か、欧州政治リスク回避で豪ドルに注目も
今日の欧米外為市場では、ドル・円は下落基調の展開を予想したい。欧州政治リスクなどを背景にリスク回避的な円買いが続く見通し。ドルやユーロが買いにくくなっているため、利下げ観測の遠のいた豪ドルが買われる可能性もありそうだ。

今年の注目材料の1つである4-5月のフランス大統領選で、有力候補とみられていた共和党のフィヨン元首相が妻への不正給与疑惑を認めたことで、決戦投票への進出が危ぶまれている。最新の世論調査では、中道系の独立候補、マクロン前経済産業デジタル相が決選投票を制するとの見方が多い。ただ、対立候補とみられる極右政党、国民戦線(FN)のルペン党首は、欧州連合(EU)離脱を掲げ支持を集めており、別の調査では支持率トップに躍進。ユーロ圏の政治リスクが急浮上するなか、本日のアジア市場では、ドル・円が12月以降の下値支持線だった112円台を、ユーロ・円も節目の120円をそれぞれ割り込んでいる。

ある短期筋は「クロス円主導で円買いが強まっている」と指摘。アジア市場では国内の輸入企業による買いがドルを支えているが、「欧米市場では買い手が乏しくなり、下値を攻める動きが予想される」との見方を示す。一方、豪準備銀行(中銀)は本日の理事会で政策金利を、市場の予想通り1.50%に据え置きとすることを発表。声明では、「向こう数年は3%程度の経済成長を予想」と経済に前向きな見方や、基調インフレは徐々に上向くとの指摘がみられた。ドルやユーロに警戒が広がるなか、利下げ観測が遠のいた豪ドルに買いが入る展開も考えられる。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・1月ハリファックス住宅価格(前月比予想:0.0%、12月:+1.7%)
・22:30 米・12月貿易収支(予想:-450億ドル、11月:-452億ドル)
・22:30 カナダ・12月貿易収支(予想:+2.0億加ドル、11月:+5.3億加ドル)
・24:00 米・12月JOLT求人件数(予想:558.0万件、11月:552.2万件)
・03:00 米財務省3年債入札(240億ドル)
・05:00 米・12月消費者信用残高(予想:+200.00億ドル、11月:+245.32億ドル)《FA》

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