デジタルアーツ 2017年3月期第3四半期累計決算は大幅な増収増益で着地

2017年1月31日 13:19

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記事提供元:フィスコ


*13:19JST デジタルアーツ---2017年3月期第3四半期累計決算は大幅な増収増益で着地
デジタルアーツ<2326>は1月30日、2017年3月期第3四半期累計(2016年4~12月期)決算を発表した。売上高が前年同期比28.1%増の35.18億円(前年同期は27.47億円)、営業利益が同89.3%増の11.45億円(同6.04億円)、経常利益が85.8%増の11.34億円(同6.10億円)、四半期純利益が同92.7%増の6.93億円(同3.60億円)となった。

近年、特定の企業等を狙った標的型攻撃や大規模な個人情報流出などセキュリティに対する事件や事故が深刻化し、情報セキュリティ担当者のみならず、経営層にも情報セキュリティに対する意識が高まった。更に、総務省より自治体におけるセキュリティ強靭化を図る為の指針が示され、各自治体でセキュリティ対策を図る動きが活発化した。このような状況の中、セキュリティ対策を必要とする企業向けに販売活動を強化した。

2017年3月期通期の業績予想については、引き続き良好な環境が継続することが予想されるものの、市場動向を踏まえ精査中であり、確定次第公表予定としている。

企業向けセキュリティ対策製品は、情報セキュリティ対策強化の意識の高まりから受注が堅調に推移しており、全社売上の成長に貢献している。また、公共向けセキュリティ市場においても各自治体が求める要望に対応した自治体限定版の導入が順調に推移している。家庭向け市場では引き続きスマートフォン向け製品の拡大に努める計画である。《TN》

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