石炭の減産観測、資源銘柄を大きく動かすか?? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

2017年1月18日 18:32

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記事提供元:フィスコ


*18:32JST 石炭の減産観測、資源銘柄を大きく動かすか?? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)
フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。


16日の中国市場は大きく動きましたね。気になっている方も多いのでは。
石炭の減産観測を背景に関連銘柄がストップ高寸前まで高騰し、それに資源銘柄全体が追随する流れとなりましたが、17日はストップ安付近まで急落する銘柄も見受けられましたね。

この値動きについて松永さんは、『17日は、中国の石炭需要が減少するとの観測により、石炭関連銘柄が急落したよう』、『中国当局が100件余りの石炭火力発電プロジェクトの中止を命じたことにより、中国が本格的に「脱石炭消費」に動き出したようです』と分析。
更に、『中国の石炭需要が今後減少するとの観測から、石炭価格が急落する可能性もあります。しかも中国の石炭価格は、この1年間で3倍ほどにまで大幅上昇しました。そして、これまでの石炭価格の高騰が中国の資源銘柄の多くを先導してきただけに、中国の資源銘柄も急落する可能性も高まってきました』と加えています。


またゴムの価格については、『来週からタイ政府による天然ゴムの政府備蓄放出が始まり、来週末から中国が長期休暇入りとなります。中国人バイヤーが旧正月による長期休暇入りとなり、産地天然ゴム市場で「買い方不足」となることも予想されます。それに加えて、タイ南部の浸水が引いて、後始末の作業が本格化してきただけに、今後の天然ゴムの急落に注目するところではないでしょうか』との見解を述べています。

今後の値動きのヒントになりますね。引き続き注視してまいりましょう。


上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の1月17日付「天然ゴム市場パート2、パート6」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。


フィスコリサーチレポーター 三井智映子《SK》

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