欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、米地区連銀総裁らの講演に注目

2017年1月12日 16:20

小

中

大

印刷

記事提供元:フィスコ


*16:20JST 欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、米地区連銀総裁らの講演に注目
今日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含む展開を予想したい。前日行われたトランプ次期米大統領の記者会見を手がかりとした調整のドル売りが継続する見通し。材料としては、米地区連銀総裁らの講演が多く予定されており、発言が注目される。

前日のトランプ氏の記者会見では、経済に関連し「史上、最も多くの雇用を生み出す大統領になる。きちんと結果を出す仕事をしていく」と述べるにとどめ、注目された減税や雇用の創出への具体策は示されなかった。それを受け、NY市場では失望感が広がり、ドル・円は一時114円25銭まで下落。本日のアジア市場でも下落基調が続いている。ある外為ストラテジストは、「記者会見が大統領選後の急激なドル高を調整する年末からの動きを後押しした」と指摘する。

この後の欧米市場でも、引き続きドル売り地合いが予想される。今晩は2017年の米連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持つハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(22時半)、エバンズ・シカゴ連銀総裁(同)、カプラン・ダラス連銀総裁(日本時間13日3時45分)による講演などでの発言が注目材料。連邦準備制度理事会(FRB)が1年ぶりに利上げに踏み切った昨年12月13-14日のFOMC会合では、一部のドル高リスク言及が議事録で明らかになっている。

米大統領選後の急激なドル高を調整する動きが昨年末から強まるなか、当局者からドル高を懸念するような発言が聞かれれば、市場は敏感に反応するとみられ、ドルは一段安となりそうだ。ただ、先の外為ストラテジストは「トランプ政権の経済政策そのものに失望したわけではない」とし、ドルを大きく売り込むとの見方には否定的だ。短期的に114円を割り込んだとしても政策への期待は残されており、押し目買いがドルを下支えするだろう。(吉池 威)


【今日の欧米市場の予定】
・19:00 ユーロ圏・11月鉱工業生産(前月比予想:+0.6%、10月:-0.1%)
・21:30 欧州中央銀行(ECB)議事要旨公表(12/8会合)
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:25.5万件、前回:23.5万件)
・22:30 米・12月輸入物価指数(前月比予想:+0.7%、11月:-0.3%)
・22:30 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演(経済見通し)
・22:30 エバンズ米シカゴ連銀総裁、討論会参加(先物・オプションEXPO)
・02:30 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・03:00 米財務省30年債入札(120億ドル、リオープン)
・03:15 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(経済見通し)
・03:45 カプラン米ダラス連銀総裁講演
・04:00 米・12月財政収支(予想:-260億ドル、15年12月:-144.44億ドル)《FA》

関連する記事

「マーケット」の写真ニュース

マーケットの最新ニュース

RSS

もっと見る

主要ニュース

RSS

もっと見る

広告

SNSツール

RSS

facebook

zaikeishimbun

いいね!

twitter

@zaikei_market

フォロー

google+

Hatena

広告

ピックアップ 注目ニュース