ホンダ、北米モデルの新型「オデッセイ」をデトロイトショーで初披露

2017年1月10日 19:29

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北米向け新型オデッセイ(本田技研工業の発表資料より)

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 本田技研工業(ホンダ)の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは10日、2017年デトロイトモーターショーで、北米向けミニバンの新型「ODYSSEY(オデッセイ)」を世界初披露した。

 オデッセイは、1994年に発売されたミニバン。北米では、1999年に発売された2代目モデル以降現地生産されており、日本国内モデルよりも大型化されるなど異なる進化の専用モデルとなっている。北米モデルは発売以来、米国内で累計約250万台を販売。2010年に4代目モデルへフルモデルチェンジしており、米国におけるミニバン販売台数で7年連続1位を記録するなど、高い評価を獲得してきた。

 5代目となる北米向け新型オデッセイは、3.5L V6直噴i-VTECエンジンに、ホンダが独自に開発した10速オートマチックトランスミッションをミニバンとして初めて採用し、力強い走りとともに、滑らかな加速感を実現。主要グレードには、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を標準装備した。

 これまでのモデル同様にファミリー向けの使いやすさを追求しており、多様なシートアレンジを可能とする「Magic Slide(マジックスライド)」や、マイク、スピーカー、赤外線カメラなどを用いて室内空間で離れて座る乗員同士を「つなげる」機能を追加。

 ボディーは軽量化と車体剛性を高い次元で両立させており、シャシーはハンドリングの精密さと上質な乗り心地を追求して設計。クラス最大となる荷室容量、存在感のある洗練されたエクステリアデザインなど、多くの領域で最上級のミニバンを目指して開発されたモデルだ。

 車体は、ホンダR&Dアメリカズで開発され、米国アラバマ工場で生産。今春発売予定となっている。

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