米国株見通し:雇用統計に至る指標見極めたいとのムードも

2017年1月5日 20:57

印刷

記事提供元:フィスコ


*20:57JST 米国株見通し:雇用統計に至る指標見極めたいとのムードも
S&P500先物 2264.00(-0.25) (20:20現在)
ナスダック100先物 4931.25(-2.25) (20:20現在)

20:20時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小安く推移している。また、NYダウは3ドル高程度で推移。欧州は小幅ではあるがやや買い優勢の展開に。

4日の米株式市場は上昇。トランプ次期大統領への政策期待が強まり買いが先行。その後は原油相場の上昇に伴い、上げ幅を拡大した。また、昨年末の損失確定の反動から投資資金が流入するとの期待も相場を支えている。

ただし、本日はADP全米雇用報告やISM非製造業景況指数の発表が予定されており、また、週末には雇用統計を控えているため、これを見極めたいとのムードも強まりやすいだろう。予想を上回る結果から米景気に対する自信につながる可能性はある。しかし、利上げピッチが早まるとの見方が強まるようだと、さすがに上値の重しにもなりやすい。そのため、一先ず利益を確定させてくる動きも意識しておく必要がありそうだ。《KK》

関連記事