マザーズ指数は反落、日経平均軟化で一段安、IPOのイノベーションは初値持ち越し/マザーズ市況

2016年12月21日 17:45

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記事提供元:フィスコ


*17:45JST マザーズ指数は反落、日経平均軟化で一段安、IPOのイノベーションは初値持ち越し
 本日のマザーズ市場では、海外株高の流れを受けて買いが先行したが、主力株を中心に利益確定売りに押される展開となった。後場に入り日経平均がマイナスに転じると、それまで強い動きを見せていた銘柄にもリスク回避の売りが広がり、資金の逃げ足の速さが目立った。なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で960.83億円。騰落数は、値上がり58銘柄、値下がり154銘柄、変わらず13銘柄となった。
 個別では、SOSEI<4565>が4%近く下げたほか、アカツキ<3932>、シンシア<7782>、アクセルマーク<3624>などが下落。直近IPO銘柄のシンシアは一時ストップ高水準まで買われたが、引けにかけて急速に値を崩した。また、Gファクトリー<3474>、オウチーノ<6084>、リファインバス<6531>などがマザーズ下落率上位となった。一方、メタップス<6172>がマザーズ売買代金トップで10%の上昇。前場途中から上げ幅を広げる展開となり、上場来高値を更新した。また、セゾン情報<9640>との共同サービス開始を発表したJIG−SAW<3914>がマザーズ上昇率トップとなり、ハイアス<6192>も11%高と大きく買われた。その他、MS−Japan<6539>、リネットジャパン<3556>、イグニス<3689>などが上昇した。
 なお、本日マザーズ市場へ新規上場したグレイス<6541>は公開価格の2.3倍となる高い初値を付けた。また、イノベーション<3970>は買い気配のまま初値が付かなかった。《HK》

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