オフィスビル「S-GATE 赤坂山王」が竣工=サンケイビルとオリックス

2016年12月21日 12:20

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オフィスビル外観(サンケイビルの発表資料より)

オフィスビル外観(サンケイビルの発表資料より)[写真拡大]

 サンケイビルとオリックスは20日、東京都港区で共同開発を進めていたオフィスビル「S-GATE 赤坂山王」が竣工したと発表した。鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)・地下 1 階、地上10階建で、東京メトロ千代田線「赤坂」駅から徒歩3分のロケーション。

 オフィスフロアは、基準階貸室面積約300坪の無柱空間を用意し、柔軟なレイアウト設計を可能にした。開口約40m、奥行き22mと効率的なレイアウトと快適なビジネス空間を実現している。

 官庁施設等で必要とされる新耐震基準1.5倍相当の強度を持つ耐震構造Ⅰ類構造体を採用。構造性能を向上させる制震装置「制震間柱」や「制震ブレース」も備えている。2回線受電方式をとり、本線の停電時にも予備電源の回線による電力供給が可能。本線・予備電源が断線した場合は屋上の非常用発電機からも受電でき、希望するテナントには、専用の発電機スペースを利用した電力供給も行えるバックアップ体制もとなるなど、非常時にも備えた構造と設備を持つ。

 アクセスは、千代田線赤坂駅の他にも、銀座・南北線「溜池山王」駅や、丸ノ内・銀座線「赤坂見附」駅からも徒歩数分の距離にあり、利便性に優れた立地条件だ。

 両社にとっては、オフィス開発ノウハウとコンセプトを融合させた初の共同事業である今回のプロジェクト。全フロアの窓から日枝神社の緑を眺められ、10階には全入居者が利用可能なガーデンテラスを設けるなど、働く環境にも配慮した最新のオフィスビルとしている。(記事:町田光・記事一覧を見る

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