トヨタ、新サービスの共同開発目指す「TOYOTA NEXT」開始

2016年12月8日 12:04

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TOYOTA NEXTロゴ(トヨタ自動車の報道資料より)

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 トヨタ自動車は7日、同日よりオープンイノベーションプログラム「TOYOTA NEXT」を開始すると発表した。このプログラムでは募集テーマに沿う新たなサービス案を他企業、研究機関等から募集、選考し、選定先とサービスを共同開発していく。

 「TOYOTA NEXT」は従来の自前主義に囚われることなく、大小問わず様々な企業や研究機関等がもつ新しいアイデア、テクノロジー、ソリューションや、すでにサービスを開始している事業を活用し、新たなサービスを共同開発していくことを目的としている。2017年以降に順次展開する予定だ。

 募集期間は12月7日~2017年2月20日、テーマは「全ての人の移動の不安を払拭する安全・安心サービス」「もっと快適で楽しい移動を提供するクルマの利用促進サービス」「オーナーのロイヤルティを高める愛車化サービス」「トヨタの保有するデータを活用したONE to ONEサービス」「全国のトヨタ販売店を通じて提供するディーラーサービス」の5点。これらのいずれにも当てはまらない革新的なサービスも応募可能としている。

 トヨタでは、「ビッグデータ」として、コネクティッドカーから取得可能な情報、「タッチポイント」として、ディーラーネットワークやtoyota.jp・LINEアカウント・メールマガジンなどのオウンドメディア、「製品/サービス」として、スマートフォンで鍵の開閉等ができるスマートキーボックスや、法人向けの車両管理サービス・トランスログ、パーソナルモビリティ・i-ROAD、ナビ等を利用した通信サービス・T-Connect、クルマやアクセサリーのトヨタラインナップどを提供する。

 応募資格は、ビジネス利用が見込める革新的な技術やソリューション、サービスの開発を行っている技術者や研究開発者などの個人、および大学や企業などの団体。日本語での応対ができれば、応募者の年齢は問わない。技術や研究開発をしている個人は、応募時点で法人化されていない団体・チームでも応募可能としている。

 今後、書類審査、一事選考、二次選考、最終選考を経て、2017年7月下旬に選定企業を決定する予定だ。応募はTOYOTA NEXTのホームページから受け付けている。

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