1都3県の女性、地方名品を購入したことがある人は8割近くに

2016年12月4日 21:18

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記事提供元:エコノミックニュース

 ドゥ・ハウスは、政府後援の地域活性化事業「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」の一貫において、自主調査を行っている。今回は、「1都3県の女性の地方名品購入実態」をテーマに行った。調査は、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県に住む20代~60代の女性を対象にしたWEBアンケート(『myアンケートlight』)と、同社がネットワークしている主婦マーケター「DOさん」を対象とした定性調査で構成されている。調査期間は2016年10月29日~10月31日。有効回答は1,000人から得た。

 それによると、地方名品を購入したことがある人は全体で76.3%と8割近くということがわかった。さらに年代別で見てみると30代~60代の7割以上の女性は何かしら地方名品を購入したことがあるのに対し、20代は「地方名品を購入したことはない(54.7%)」が最も高く半数以上にのぼった。年代があがる程、旅行の頻度やお土産をもらったりすることが多くなり、地方名品と接する機会が増すため、地方名品への興味が高まって購入経験が増えるのかもしれないという。

 各チャネルでの地方名品購入場所を全体で見てみると、「物産展(53.1%)」が最も高く、次いで「スーパーマーケット(46.4%)」、「アンテナショップ(34.7%)」という順になった。

 地方名品の購入理由と非購入理由を、実店舗とインターネット別に聴取したところ、実店舗での購入理由は、「実際に手に取って選べるから(48.7%)」が最も高く半数近くとなった。ランキングを見ると実際に手に取ったり、試食・試飲ができて旅行に行った気分になれる点が実店舗の良さとして利用・購入されている様子が伺えたという。一方、インターネットでの購入理由は、「外出せずにゆっくり買い物ができるから(72.3%)」となり、ランキングをみると、外出せずにじっくり買物ができ、購入後も重い荷物を運ばなくて良い点がインターネットの良さとして利用・購入されている様子が伺えたという。

 地方名品のイメージを全体でみると、「おいしそう(52.7%)」が最も高く、次いで2位「特別感がある(41.4%)」、3位「ふるさとの味(27.8%)」という結果となった。「ふるさとの味」は60代が40.3%で最も高く、他の年代と比較すると10ポイント以上の差があった

 また、購入理由について聞いたところ、全体では「おいしいから(65.3%)」が最も高く、前述で述べた『イメージ』の回答と一致している。次いで「名品、名産品だから(52.4%)」、「珍しいから(42.9%)」という順になった。年代別で見てみると、30代・40代は「名品・名産品だから」が60%近いのに対し、50代・60代は45%前後となっている。50代・60代は、実際に食べた味を重視し、単に名品だからということを、30代・40代ほど重視していないとしている。 (編集担当:慶尾六郎)

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