東芝、1.1kgで17時間駆動の12.5型2in1ノートPC「dynabook V」発売

2016年12月1日 21:56

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「dynabook V」シリーズ(写真:東芝クライアントソリューション発表資料より)

「dynabook V」シリーズ(写真:東芝クライアントソリューション発表資料より)[写真拡大]

  • dynabook V82/B(写真:東芝クライアントソリューション発表資料より)

 東芝クライアントソリューションは1日、ディスプレイ部が360度回転し、1台でタブレット、モバイルノートPC、メインノートPCとして使用できる12.5型液晶搭載2in1コンバーチブルPC「dynabook V」シリーズの発売を発表した。モデル数は4機種4品番。価格は全機種・全モデルがオープン。販売は9日から開始。

 「dynabook V」シリーズは、本体が約15.4mmの薄さと約1,1kgの軽さを実現しながら、バッテリーも約17時間の長時間駆動と、持ち運びに適した2in1コンバーチブルパソコンだ。

 バッテリーは、独自の充電制御技術を採用した急速充電機能により、約7時間駆動分の充電が30分で完了する。バッテリー状態をソフトフェアで監視しながら段階的に電流をコンとローするため、バッテリーの劣化も防ぐ。

 本体は、部品の配置を最適化する高密度実装技術や、薄型化と軽量化、堅ろう性を支えるシミュレーション技術を用いて薄さ、軽さと強さのバランスを最適化。高負荷のかかるキーボードのパームレスト部には補強リブ構造を採用するなど、耐久性を向上するとともに安定した打鍵感も実現させた。

 CPUには高速起動と高い処理性能を可能とする「第7世代インテル Coreプロセッサー」を搭載、ストレージには高速でデータの読み書きが可能なSSDを採用。インターフェースには最大40Gbpsの高速データ転送が可能な「Thunderbolt」に対応したUSB Type-Cを搭載し、コネクタ一つで電源供給とディスプレイ出力の兼用を可能とした。付属のUSB Type-Cアダプターには、HDMIRやUSB3.0、RGB、有線LANを備えており、さまざまな周辺機器とも接続できる。

 ディスプレイはタッチ対応のフルHD液晶とし、見やすいノングレアタイプを採用することで乱反射も抑え、屋外利用での映り込みを軽減している。サウンドにもこだわりを見せており、オーディオは、ハーマン・インターナショナルと共同開発した高音質「harman/kardon ステレオスピーカー」を搭載した。

 OSは、「Windows 10(Anniversary Update 適用済み)」がプレインストールされ、セキュリティ性能を向上する生体認証「Windows Hello」の指紋認証にも全機種が対応。最上位機種の「dynabook V82」は、薄型・軽量ボディ用に小型カメラモジュールを独自に開発し、顔認証にも対応した。

 東芝ダイレクトでの直販モデルはすでに注文の受付を開始しており、VZ42/Bが14万6,000円~、VZ62/Bが16万6,000円~、VZ72/Bが18万1,000円~(いずれも税別)となっている。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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