SNS上での検閲、報告の7割以上はFB絡み、電子フロンティア財団調査

2016年11月26日 10:50

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 電子フロンティア財団(EFF)は、SNS上での検閲をテーマにした年次報告書を発表した。2016年4月から11月にかけてユーザーから収集したデータ(PDF)を元にしたもので、調査対象となったのはFacebookやTwitter、Instagram、YouTube、Flickr、Google+の6プラットフォーム。検閲の報告のほとんどがFacebookで全体の74%を占めた。それに続いてInstagramが16%、Twitterが7%だった(Online CENSORSHIPderStandard.atSlashdot)。

 検閲でアクセス禁止となったコンテンツの47%はヌードに関連したものだが、間違いも多いようだ。インドでは服を着せた飼い猫の写真を掲載した男性が一時的にブロックされた。このほかにもコペンハーゲンの人魚姫の銅像や歴史的な資料を掲載したユーザーもブロックされたと報告されている。検閲報告のあった言語は英語が82%と最も多かった。米大統領選挙に関連する検閲も多かったとされる。EFFは、Facebookに対し削除プロセスをより透明にするよう警告している。

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