コンコルド以来となる新たな超音速旅客機の試作機が公開される

2016年11月22日 09:18

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 デンバーを拠点とするスタートアップ「Boom Technology」が、開発中の超音速旅客機のプロトタイプを公開した。実用化できれば、米ニューヨークとブルックリンを3.5時間で結べるという(business newslineguardianSlashdot)。

 この超音速旅客機は「XB-1」と名付けられており、南カルフォルニアでテスト飛行が開始される予定のようだ。順調にいけば2023年に商用飛行が行えるという。音速飛行機と言えば商業的には失敗となったコンコルドが有名だが、Boom Technologyの超音速飛行機は一般旅客機のビジネスクラス並の料金で利用でき、またコンコルドよりも快適な旅を提供するとしている。

 Boom Technologyの出資者であるヴァージン・グループ創設者のサー・リチャード・ブランソンは除幕式で「XB-1は既存の技術がベースとなっており、規制当局による承認を必要としないことから、市場で勝利する可能性が高い。手頃な価格の超音速便は1000億ドル市場を作ることができる。シドニー・ニューヨーク、東京・サンフランシスコ、ロサンゼルス・ロンドンなどが最初の運用場所になる」などと述べている。

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