JR北海道、「単独では維持困難」な路線を発表

2016年11月19日 12:02

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記事提供元:スラド

 JR北海道が18日、「当社単独では維持することが困難な線区について」という発表を行った(発表PDFスライド形式のPDF)。JR北海道が一部の路線について廃止を検討していることは以前から報じられていたが、具体的に「維持が困難な路線」を公表するのは初めて。

 「単独では維持することが困難な線区」として挙げられているのは次の13線区、1237.2kmで、北海道の北東側に多い。

 札沼線 北海道医療大学―新十津川間 
 根室線 富良野―新得間 
 留萌線 深川―留萌間 
 宗谷線 名寄―稚内間 
 根室線 釧路―根室間 
 根室線 滝川―富良野間 
 室蘭線 沼ノ端―岩見沢間 
 釧網線 東釧路―網走間 
 日高線 苫小牧―鵡川間 
 石北線 新旭川―網走間 
 富良野 線富良野―旭川間 
 石狩線 新夕張―夕張間 
 日高線 鵡川―様似間 このうち、札沼線 北海道医療大学―新十津川間および根室線 富良野―新得間、留萌線 深川―留萌間については輸送密度が200人未満と少ないことからバス等への転換を提案している。また、ほかの線区については鉄道設備の自治体の所有(いわゆる上下分離方式)による維持を進めたいようだ。

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